糖新生以外の糖を作り出す仕組み




おはようございます。リンさんです。

最近は糖質制限への考え方を分ける事にしようとしています。理論のかなり細かい所までを理解していなくても、解決したい問題に対しての方法論を考察していくと細分化しないといけないという事態になってきたからです。

肥満や高度肥満症を解決する為の糖質制限、糖尿病解消の為の糖質制限、健康体を維持する為の糖質制限、スポーツに適応する為の糖質制限など実に様々です。

糖質制限の基本的な知識は変わりないわけですが、それを応用する病態によって何を重点とするかが異なります。今はここをお勉強中です。

体内で糖を作り出すシステムは多い

人体は糖を脂肪細胞へ格納する機能を持つホルモンを1つしかもっていません。それに比べると糖を新たに生み出す機能を持つホルモンは複数持っています。グルカゴン、成長ホルモン、副腎ホルモン、コルチゾールなど免疫反応の向上とストレスに対抗する機能はセイフティが多いわけです。

糖を生み出す機能が充実しているという事への理解は表裏で2つ存在します。1つは糖を生み出す必要性が高いから。もう1つが糖は摂取する必要性が無いから。人体の機能から考えると後者が正しく、人類の歴史から考えると前者が正しいと言えます。

人体の機能として考えると、糖は食物摂取しない場合でも体内で作る事が出来るわけです。対して人類の歴史から考えると飢餓時代をケトン体で生きる必要のあった人類は体脂肪を蓄える為に糖を作り出す必要があったという事が考えられます。

この2つは理由としては実に正しいわけですが、理論の軸が異なる為に噛み合いません。となると信じるものは自分の信じるものであるべきだよという「何じゃそら」って結論へと至ります。

糖新生の機能を持つ脂肪酸「アセトン」

何を信じるのか自分で決めなさいとかどういうこったという感じですが、糖質に関してはかなり意識を変えて考え直さなくてはいけない段階であるという事だけは事実です。リンさんはその答えを糖質制限の面から考察していきたいと思います。

さて、今回の糖新生機能の多さというのはホルモンだけの話ではありません。実はケトン体を作り出すと生まれる酢酸「アセトン」にも糖を生み出す機能があるという研究があります。研究結果として公表されているものではありますが、これ単体でアセトンから糖が生まれるから何やねんという事に変わりはありません。

元ネタはドクターシミズのひとりごと「びっくり!アセトン(ケトン体のひとつ)が糖に変わる!」からです。まあそのくらい糖新生の機能は何重にもセイフティが敷き詰められています。

アセトンは脂肪から生み出されるケトン体を構成する物質の1つです。ケトン体はアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸から構成される物質です。前提条件としてインスリンの基礎分泌が確保されている場合のみですが、体内の糖質が枯渇した時にエネルギーとなる物質です。

この3つの脂肪酸の中で体内でメインのエネルギーになるのはβ-ヒドロキシ酢酸です。アセトンは直ぐに揮発してしまう為に尿中や呼気に含まれて体外に排出されてしまいます。アセト酢酸も揮発性が高いのでアセトンになってしまうので排出されてしまうと言われています。

というわけで、アセトンは直ぐに体外へ排出されてしまう物質であるという認識でした。今回の研究では実はアセトンは糖新生の物質として活用されているという話です。これが本当であるならばケトン体は全ての物質が体内で利用可能な非常に効率的なエネルギーであるという事になります。

しかもこれが事実であるとすれば、血糖値がそれほど下降していなくてもケトン体値が高値を示す事の根拠にもなりそうです。糖質摂取でケトン体は利用効率が下がります。糖新生も亢進すればケトン体利用は効率が上がると考えられます。

アセトンから作られる糖はケトン体利用の邪魔をしないのかもしれませんし、そうでないかもしれません。そんな事を考えるのが面白いわけです。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です