お酒と血糖値の微妙な関係




おはようございます。リンさんです。

糖質制限を始めて10ヶ月。なんだかんだで禁煙もそれくらいの期間経過しています。更にリンさん、半年ほど禁酒もしていました。過去形なのは最近飲んじゃったからです。

元々お酒を嗜むことは好きだったんですが、無いなら無いで別にどっちでもいいくらいの感じだったので糖質制限ついでに止めていたわけなんです。飲まないほうが調子いいですしね。

ですがしかし年末のこの時期ですから。コミュ障気味のリンさんでも酒席というものがちょこちょこあります。まあどうしても飲まなきゃいけない感じだったので、ついでに実験しちゃおうと思ったのが今回の記事内容になります。

酒席に参加した際に持っていたバックパックに血糖自己測定器を持っていって正解でした。まあ不振がられるよりも面白がられましたけどね、酒席だったし。

でも写真を撮るのを忘れちゃったので数字の報告だけになります。まあしかし殆ど飲んでいないのに頭が重くて最悪なんですけど……。やはり酒は目標を達成するまでは止める事にします。

アルコール摂取と血糖値変動

お酒は血糖値を上昇させないというのは結構有名な話です。でも、アルコール単体摂取は血糖値を上昇させないだけで、醸造酒は糖質が含まれるので血糖値を上昇させます。ココ大事。

飲酒の機会なんてこれから先ほとんど無いだろうという事で、リブレが手に入ってからやろうと思っていた飲酒血糖値実験を開始しようと画策したわけです。

実験した結果、どうだったのか。その結果を元に何を考察できるかを進めていこうと思います。それではまず状況説明から参りましょうか。

酒席参加が1830分。その際の空腹時血糖が102

もやしとネギの炒め物からスタート。ネギは根っこを避けて食べました。その後ブタのガーリック炒めとカツオのタタキをひたすら食べる。

ここで白ワインを飲み始めました。小さいワイングラスだったので3杯で300ml程度でしょうか。

ここでふと糖質をほとんど摂っていないと考えてレアチーズケーキとベイクドチーズケーキを食べます。ケーキ1ピース糖質18gくらいでしょうか。2ピースで糖質摂取量36gです。

それでは結果をこちらで確認して下さい。

1830 1900 1930 2030 2130 2230 2330
空腹時 30分後 60分後 120分後 180分後 240分後 320分後
102 98 87 91 93 75 100
酒席開始       帰宅・入浴後    

糖質摂取量36gですからリンさんの血糖値上昇傾向から考えると最大で36×1.554上昇するはずでなんですね。それがたった3杯の白ワイン摂取で一向に血糖値が上昇しないという結果に。

まさかケーキの糖質がこれより低いとは考えられませんから、これはアルコールによって血糖値上昇が抑制されたということが考えられますね。

アルコール摂取と糖新生の抑制

したらば、何でお酒を飲むと血糖値上昇が抑制されるのかという話に入ります。ここでも疑問の答えはいつもお世話になっております、江部康二先生のブログから拝借。

2型糖尿人で、お酒を飲んで食事(糖質あり)をすると、不思議と血糖値が上がらないケースがあります。

また、インスリン注射をしている人がアルコールを摂取すると、低血糖で倒れてしまうこともあります。

アルコールが血糖値を下げていると言えるのでしょうか?

まずは人体の血糖調節の仕組みを考えてみましょう。

中略

1) 夜間就寝時以外にも、空腹時には日中でも
  肝臓のグリコーゲン分解と糖新生が血糖の供給源となります。

2) 摂食時には消化管から吸収されたブドウ糖はまず肝臓に約50% 取り込まれて、
  それ以外が血液の大循環に回ります。
  摂食時には肝臓のグリコーゲン分解・糖新生は抑制されます。

正常人では上記1)と2)がうまく機能していますが、糖尿人では「肝臓のグリコーゲン分解と糖新生」が摂食時にも抑制されにくいので、食後高血糖となります。

また糖尿人は、肝臓のブドウ糖取り込みも低下しているので、この面でも食後高血糖を起こしやすいのです。

つまり糖尿人では、2)がうまく機能していないのです。

次に、糖尿人がアルコールを摂取した場合を考えてみます。

アルコールそのものはカロリーはありますが、摂取しても体重増加作用がありませんし、血糖値も上昇させません。

アルコールを摂取すると、人体に対する毒物とみなされて優先的に肝臓で分解されますので、その間、同じ補酵素を使う糖新生がブロックされます。

従ってアルコールを摂取していると、糖尿人においても肝臓の糖新生がブロックされるので、その分、糖質を少々摂取しても食後高血糖を起こしにくい理屈になりますね。

一方で、インスリン注射やSU剤を内服している糖尿人が、空腹時にアルコールを飲んだりすると、糖新生がブロックされて低血糖になりやすいので、注意が必要です。

「アルコール+糖質摂取で血糖値が上がらない」というケースは個人差があると思いますし、全て説明できるわけではありませんが、
「糖新生のブロック」が関与していると考えられます。

ドクター江部の糖尿病徒然日記「アルコール摂取と糖新生と血糖値」より引用

句読点、改行は当ブログ管理人による

いつもこれだけの専門的なご意見を惜しみなく与えて下さりありがたや。

さてこの引用文内で重要な点は、

  1. 夜間空腹時だけでなく空腹時であれば日中でも肝臓のグリコーゲン分解と糖新生が血糖の供給源
  2. 摂取した糖質は50%が肝臓に運ばれ残りが血管へと流れていく
  3. 食事を行うと肝臓のグリコーゲン分解と糖新生は抑制される

ですね。1と2と3がバランスを取って機能することで血糖値は一定に保たれているわけですね。

そしてここでお酒を飲むと糖新生がブロックされるので1と3の機能が抑制され、更に2の肝臓に運ばれた食事由来分約50%の糖質処理も抑制されるというわけですね。

しかしこれ抑制されたと言っても食事から摂取した肝臓に運ばれた50%の糖質は一体どうなっているのでしょうか?

抑制されているだけでアルコールの処理が終わった後で糖質が控えていて休み無く肝臓を働かせているのであれば、最終的にはアルコール性脂肪肝などを発症すると考えたほうがいいんでしょうね。

まとめます

お酒は確かに血糖値を上昇させません。しかし糖新生とグリコーゲン分解をアルコールがどれだけ抑制するのかは個人差が大きいようです。

また血糖値を上昇させる可能性が低くなるからと言って糖質を含む食事と一緒に摂取すれば、肝臓はアルコール分解後すぐに糖質を分解しなければならない為、休む暇がありません。

これによりアルコール性脂肪肝のリスクも高まると言えます。お酒は飲みたいという前提であれば、糖質中心のおつまみは避けたほうが無難です。もちろん飲まないのが1番です。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。

あたま痛い。










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