思考は止めてはいけないもの




おはこんばんにちは、リンさんです。

ヒトは約800万年とも言われる歴史の中で、その大半を飢餓と共に過ごしてきました。こういった経緯があるので、ヒトは小食であるという基本設計が組み込まれています。

しかし小食だとしても、ヒトはカロリーベースで1500~2000程度のエネルギーを摂取しなくてはいけないというのが生化学の現段階での結論です。

狩猟採集時代では糖質の摂取源は非常に限られていたわけですから、ヒトの摂取栄養素の多くは脂質とたんぱく質と食物繊維であったと考える事が出来ます。

現代においてヒトは1日に何度も食事をします。これはヒトが穀物食文化に順じた結果そうなったと考える事も出来ます。

少量頻回摂取の食事パターンであれば糖質摂取の問題点もそれほど大きくはならなかったのかもしれません。しかしそれは基本が肉体労働であるという前提において運用されます。

草食動物は消化に時間をかける為に、少量頻回どころか常に食べ続ける必要性を宿命付けられています。比して肉食動物は1日あるいは数日に1度の食事で肉体を維持していきます。

これは狩りの成功云々ではなく、エネルギー代謝における動物性栄養素の熱産生効率の大きさに由来していると考えられます。

食事から栄養素を摂取して熱を生み出す動物全般において、肉食は最も理に適った食事であるという事の理由になるやもしれません。

ヒトが小食に特化しているというのであれば、どちらがよりヒトの基本設計に適しているのかどうか。こういった結論はいつか出る事になるのでしょうか?

まあどちらにせよ、ヒト特有の感情によってこういった科学的結論を待たなければならないものが捻じ曲げられている現実の方が問題が多いのかもしれません。

思考停止とは現実を見据えない事

ヒトは特別な生物です。それは自然界から見れば生物的に「オカシイ」とさえ言える知性と思考能力を有している点です。

その知性ゆえに、ヒトは生物としての設計とは全く異なるヒトをヒトたらしめる概念を理解する事が出来ます。

人間社会に存在する常識、ルール、マナーと呼ばれるものが実はヒトの勘違いによって成り立っていると言われるのは、このヒトが生物的にはオカシな事を平気で実践できる点において顕著です。

しかしヒトはそこで大きな問題にぶつかってしまいました。ヒトの脳は非常に面倒くさがりで物事を簡略化しようとします。

物事を簡略化する脳のプロセスは簡単に言うと思考のルーティン化です。つまり経験の蓄積によって物事が起こった後の反応というものを学習していく事によって、未知の現象を減らしていき脳の過負荷を防ぐ事にあります。

これが定着する事で常識が形成されていきます。そして、この脳の理解における常識の形成という点において常識の認知度に個人差が発生するわけですね。

とまあ常識で凝り固まってしまうというのはヒトの脳の仕様上、必ず発生する問題であると言えます。

よくニュースなんかで年取ったオジサンが凝り固まった発言をあたかも常識的な事のように言っていますが、要するにこういう脳の機能が関係しているわけです。

脳はエネルギー節約の為にこういった行動を起こしますが、それはそれで問題が大きいものになってしまいます。

というのも、この行動が常態化すると脳はどんどん萎縮傾向に傾いていくからです。大人になってから時間の流れが速くなったというのは、実は脳への刺激が少ない為に発生する現象だったりします。

こういった症状やそこに導かれる行動の数々が脳機能を低下させ、認知症やアルツハイマーなどの病気となる可能性すらあります。

つまり、脳は常に動かしておいたほうが良いわけですね。

脳を動かす為に必要なものとは?

しかし脳を常に動かすといってもどうすれば良いのかは実にわかりにくいものです。

思考をどうするのかというのは常識的なものを疑う、好きなものをトコトン突き詰めるなどで何とかなります。

例えば自分のしたい事の為に、現実の何が問題なのかを判断して逃げを選ぶのは思考停止ではありませんが、繰り返される日常の中で延々と愚痴を繰り返しているのは思考停止です。

状況を打破するものを考察するのは思考で、状況を嘆くのは思考停止というわけです。

ではこういった思考は何故続かないのか? これは先ほども書いたように脳の簡略化にあります。

脳の簡略化が起こる原因の中で最も大きいものが脳の新陳代謝異常やエネルギー不足です。

脳は細胞で構成されており、その多くは脂肪によって構成されています。そしてその脂肪細胞を繋ぐ役割を持っているのはたんぱく質です。

ヒトは少なくとも雑食よりの肉食動物です。肉食動物は他の動物から栄養素を摂取して熱に変換します。逆説的に植物から熱を作り出すのは苦手という側面も持っているというのは忘れてはいけない点です。

しかし脳へのエネルギーとして糖質よりも脂質が良いというのは何故なんでしょうか? これには糖質の問題点と言うよりも脂質の優秀な点というのが挙げられると思います。

脂質は体内での燃焼過程で不純物をほとんど生み出しません。糖質のようにたんぱく質と結合して糖化を起こすと言う事が無いわけです。

また糖質のようにすぐにエネルギーにはなりませんが、過大なエネルギーが一気に脳に流れ込む事によって脳内報酬系という領域が刺激され、普段は繋がらないはずの脳の各所が繋がると言う事もありません。

つまり脂質メインのエネルギーには無駄が無いという事です。糖質メインのエネルギーだと脳が刺激を受けすぎて様々な箇所に負荷をかけてしまいます。

それはどちらかというと科学的とは言えないものを選択してしまいがちになります。脳は気持ち良さを優先してしまうからです。

酒を呑み過ぎた翌日の身体が異常に重苦しいように、はしゃぎすぎた出来事の後が非常に物悲しく感じるように、糖質摂取にもそういった側面が存在しています。

そしてそれがいわゆる「冷静な判断」とは真逆の物事だという事は間違いありません。そういった点で脳の思考を補助するあるいは補強する栄養素は脂質である必要があり、ヒトという動物の性質上、それらの摂取源は動物である事が望ましいわけです。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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