日本の諸問題 -子育て支援政策が薄ら寒い理由-




おはようございます。リンさんです。

何でも道徳の授業に成績評価が付くそうですね。道徳って観念の話であって正解は無く、そもそもがヒトの生きる道という議論のベースになるような学問ではなかったのでしょうか。

まあ、くそ真面目に考えると道徳には生き方の指針がありますから正解が存在しないわけではないですが、日本の道徳には問題があると考えられます。

道徳とはその名前の指し示す通り、ヒトの生きる道ヒトの為す徳を合わせた言葉です。道は生き方とはこうあるべき、ヒトとしての美しさとはこういったものであるというような観念を示します。そして徳はその道に至る為に起こすべき行動を示します。そしてその行動の意味を考えなさいという観念です。

日本ではこうあるべきという道を教える事を重視して徳を教えない傾向にあるのは道徳の授業を聞いている世代なら何となく理解できるのではないでしょうか。これが何を指すのかというと、道がこうあるべきだというものなのだから何も考えずにヒトに奉仕しなさいと教えているわけです。

穿った見方をするのであれば、若者の思考を固めてしまって自分達の都合が良いように扱いたい人種がいると言えるのかもしれません。とにかく道徳は2つの観念を学ぶものですから、それを片方しか学ばないのは学問として非常に問題がある姿勢です。

子育て支援に求めるものは機能ではなく幸福の追求

リンさんは独身ですし子どももいません。ですがそういったヒトが考えても仕方ないだろというのは思考停止ですからダメです。議論とは知らないモノと知っているモノ、求めているモノと与えるモノが存在しないと前に進まないからです。

子どもを授かった事の無い者と授かった事のある者で意見が異なるのは当然です。子育て支援の議論とは子どもを授かり様々な問題点を経験したヒトの意見を優先するべき話でもあります。そしてその議論を盛り上げる為に立場の異なる者が必要になるわけです。

議論とその議論を必要とする者が揃う事で実利を伴った議論となります。議論とは前に進めることこそ最も重要なものであり、何も選択しない・させない議論の横行している日本ではそもそも議論を尽くすという意味からお勉強しなければいけない論者が多いのが実情です。

きちんと自己主張できる能力ってのは日本では希少な能力になりましたね。少なくとも色々と真面目に考えているヒトはあまりにバカらしいから意見を言わなくなってしまったのかもしれません。しかしそれでは何も変える事が出来ませんから、これからもバカみたいに個人的見解を述べようと思います。

それはさておき、議論が出来ないというのは実に致命的です。日本では喫緊の課題が列を成して解決を待ち望んでいる状況でして、しかも待たされ過ぎれ大爆発しそうになっているような感じです。

そういった待たされ続けている議論の中に子育て支援政策というものがあります。子どもを産み育てる事の容易な社会を形成する事で出生数を増やそうとする旨の議論ですね。

この議論の大きな問題点も先ほどから書いているような議論をする為に必要十分な案を出せないような状況になっている事です。どのような議論もそうですが、実利こそ全てだと思い込んでいるオジサンの進める議論ではまず当事者の実利が保証されません。

オジサンは他人の価値観を許容できませんから、自分の物差しのみで問題に対して解答を出します。多くの場合、議論になるような問題を抱えているヒトの求めるものは共感であり、問題意識を共有できる事で初めて議論の舞台に上がる事が出来ます。

少し前に保育所に当選しなくてこの国オワタみたいな事をSNSにて言っているヒトがいましたが、あれの真意はともかくとして、国や国を動かすオジサン達が間違っているという事の端的な表現になっているという面を持っています。

オジサンが議論において答えを導き出そうとするのは問題提起における解決法を探すからです。この問題提起を正しく認識していればオジサンは的確に答えを出せるでしょう。しかし先ほどから言っていますが、オジサンにとって自分の持っている常識以外の問題を正しく認識するのは難しいのです。

ですから問題解決が出来るヒトと問題提起をしているヒトで認識が異なり、解決法がナンセンスだと思われてしまいます。それに加えて議論をただの罵り合いや文句の言い合いだと勘違いしているヒトたちも混ざりますから、最初の問題意識がどこにあったっけ? っていう事は結構な頻度で起こります。

子育て支援で食い違う問題認識とは「出産や子育ての出来ない社会をどう解決するのか」という部分で引き起こされます。

① オジサンの勘違いと機能性の解消

男の問題解決とは原因と結果をしっかり分析する事で問題を分解し、根本から解決する手法を模索します。これはオジサンでも一緒ですが、異なる点はオジサンはそこに思い込みを詰め込むという点にあります。

子育て支援の問題を考える時、男の考える問題点は金銭的側面と社会的な機能の面を優先して思考します。つまりは機能を満たす事で問題を解決する手法を探ろうとします。

子育て支援において複数の子どもを出産すると2人目、3人目からは医療費の控除や保育費用の軽減などを行う支援がこの機能面の解決という事になります。福利厚生を充実させる事で社会的な生活困窮に陥らないように不安を解消しようとするわけですね。

ここにオジサンが入ってくるとまたややこしい事になります。よく「女は子どもを生むべきだ」と言っているオジサンがいますね。自分達が生殖能力を失った生物学的に必要無い存在である事に加え、自分達が老化していく先への不安を解消したい一心から子育て支援を歪めてしまいます。

子どもが存在しなければ国家としては存続していかないので、女性が出産や子育てをしやすいような多様性のある社会を構築する事は急務です。それは間違いありません。しかしオジサンは子どもが存在しなければ自分達が楽を出来ないという考え方から発生します。

自己中心的なわけではありません。それしか価値観を持っていないのです。機能としての社会を妄信するあまりにヒトの生き甲斐という根源を見失い、物事を機能的側面からしか評価できません。

どこぞの獣医学部の問題もオジサン同士による、自分にとって便利な機能を持たなくなり必要なくなった相手への罵り合いという面から発生しているので、見ている方は冷淡な感覚を持ってしまうわけです。こういった問題に関して憤りを感じたり反意が先に出てしまうとオジサン化が進んでいるので気をつけましょう。

オジサンは子育て支援を機能として充足させようとします。それだけ機能を充実させてやっているんだから「女は子どもを生みなさい」なんて平気で言うようになります。

② 不安を払拭する事と生活に求める幸福感

子育て支援の機能的充足は割と十分な議論を尽くされています。問題はその使い方であり、支援している側のオジサン的思考から当事者達が最も満たされる選択肢を選べていない現状です。

金銭的・社会的な支援体制というのは非常に大切なものですし、それをする事が出来るのは為政者だけです。しかしそうやって発生した支援であっても、オジサンがはびこる社会では機能するのが難しくなります。

子育て支援は子どもを産み育てる側にとって最も恩恵のあるものでなくてはいけません。それが母親であるというのは早計で、この議論に最も大事な存在は子どもを持とうとする親の存在です。まあ生物学的に考えると子どもにとって必要なのは母親ですが人間社会で子どもに必要なのは家族です。

両親あるいはその親を満たせなければ子育て支援とはいえないというわけです。社会的機能を満たすだけではそれは不十分で、金銭的な支援は地域の別により少々支援の度合いが異なります。

まあこういった議論はオジサンであっても出来るのでそこそこ進んでいくでしょう。それ以外の部分を満たす事を考えなければ対策として機能させる事は不可能です。

ヒトが子どもを授かりたいと思う動機は何でしょうか? 多くの理由があると思いますが、最も大きな動機が幸福になりたいからだと思います。幸福論の追及はオジサンには無理です。

何でもかんでも苦しむ事で物事を考え成長できると思っているだけで、何も成長していないのを誤魔化している存在ですから。

とは言うものの幸福感の追求とはヒトによって異なるものですから社会的な支援として満たすのは難しいものであるとも言えます。社会的な機能を満たす事だけでは幸福感を満たせませんが、幸福感を得る条件として今の日本では金銭的な援助は欠かせません。

子どもを育てる事以外の雑音が入ってこない環境を構築する必要があるという事です。そこで大事になってくるのは支援をきちんと受ける事と、自分自身で教養を深め人生における生き甲斐を知っていく事です。

まとめます

子育て支援は世にはびこるオジサンの影響によって、支援を望む者の希望が反映されないものとなっています。国として子どもが必要であるという点と子育ては女がするべきものであるという思い込みからオジサンが先導する子育て支援は社会福祉や金銭的援助という側面でしか語られません。

しかし本来こういった支援というものは、支援を受けるものが重要な存在で無いといけません。それが機能しないのは支援といった社会的機能を決定する機関にオジサンが紛れ込んでいるからです。

オジサンに振り回される必要はありません。そういったつまらないものに振り回されずに自分自身の人生と向き合い、家族を為す幸福感を追及した方がずっと豊かな人生になります。

教養を高める事で、思考を停めさせて自分達の都合の良いように他人を使い倒そうとするオジサンを駆逐すれば日本が変わる事は無くとも自分の周囲の生きやすさは変わってきます。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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