糖尿病管理がインスリン管理だけと思われるような食事の提言は悲しいばかり。




おはようございます。リンさんです。

体重の停滞が続いています。しかしまあモチベーションが足りないというよりは、攻め方がうまく見つからないから現状を維持するだけに留まっているという感じですね。

方策を練っているわけですが、今のところ「どうやったら無理を最小限度にして無茶苦茶なダイエットを成功に導けるのか」という禅問答のような問いかけに取組んでいます。思い続けていれば知識は縁を持ち近づいてきてくれますから、気長に糖質制限ライフを楽しむことにします。

来年の2月で糖質制限ライフもようやく1年ですから、そこでようやく初心者マークを取り去れるレベルなわけです。

糖尿病管理食に選択肢として糖質制限を

さてさて紙媒体の新聞ではそれほど大きく取り上げられることの無い糖質制限の情報ですが、ネットを彷徨えばそれなりの情報が手に入るくらいには目立つようになってきました。

その代わりに糖質制限を否定する記事はなりを潜めて、ある程度肯定しながらも糖質を摂取しないという選択肢が現実に即さないという風潮を味方に付けて糖質制限を軽くディスるという段階に達しているような気もします。

こういった事をされるヒトの大半は実践すらしない聞きかじった知識だけで糖質制限を判断しようとするヒトが多いとは思いますが、多くのセイゲニストの思いは糖質制限の糖尿病治療食としての市民権の獲得ですから、この否定は非常に悲しいものです。

というのも糖尿病に関して、「自己管理の甘さでしょ?」といった経験則のみで語るあやふやなものだけで判断するという行為自体が視野を狭めている可能性があるからです。

糖質制限は止めるとリバウンドする。糖質制限では筋肉が落ちていく。こういった意見は確かに一般的な意見なわけですが、一般的な意見とは「短期的な体重減少を伴う生活習慣がダイエットである」という前提条件の下で発生します。

糖質制限はどちらかと言うとライフスタイルの改革です。玄米菜食やベジタリアンを貫く方がいるのと同じで糖質制限は食事法だけでなく健康法まで含めた改革であり、それは「中長期を考えた栄養学」であるともいえるわけです。

ライフスタイルを変えるという今までの常識を全て塗り替えるような方法だから、既存の常識の範囲内では理解できないことも多いのだと思います。

これって糖質制限?

そんな中、糖質管理食として紹介されていたある記事が目に留まりました。allaboutの糖尿病の朝食準備は3分でOK!糖尿病食の簡単献立例という記事です。

詳しくは本文を読んでいただくとしてこちらでは気になった部分を抜粋します。

朝の糖尿病食を無理なく実践する方法

慌ただしい朝に食事療法を実践するのは大変に感じるもの。でもコツさえ押さえれば、時間もかからず誰でも簡単に作れます。

食事療法のネックの一つは食事の準備にかかる時間や料理のテクニック。今回は3分で準備できる、糖尿病向けのラクラク朝ごはんを紹介します。日頃忙しくて、朝食を抜いている人、パンとコーヒーだけで済ませてしまうような人、朝からコンビニや外食をする人にも無理なく実践できます。

3分朝食準備の栄養ポイントは、炭水化物にたんぱく質をプラスすることです。紹介するのは、ごく普通のメニューですが、三大栄養素のバランスが比較的よく、血糖上昇に直接つながる炭水化物の過剰摂取をさけることができます。避けるべき朝食例は、コンビニおにぎり2~3個のみ、菓子パンとコーヒーのみという組み合わせです。炭水化物ばかりで、たんぱく質などが十分とれていないため、栄養のバランスが悪いだけではなく、血糖値も上がりやすくなります。

糖尿病の食事療法の注意点・ポイント

■血糖値は炭水化物の摂取量に大きく左右されます
これはカロリーとイコールではありません。糖尿病の合併症を予防するためには、全体的な栄養バランスが大切です。

■1食当たりの炭水化物量は45g~最大で75gを目安に
炭水化物は、1日当たりではなく、1食当たりのバランスが大変重要です。また、1日の目安カロリーを1600~2000としています。減量の必要が無い人は、カロリーを落とす必要はありません。栄養バランス&体重維持を心がけましょう。個人にあった食事療法は担当の栄養士等に相談して下さい。

allaboutの糖尿病の朝食準備は3分でOK!糖尿病食の簡単献立例より引用

これ確かに書いてあることは糖質を意識した記事なのですが、中々どうして糖質制限ではありません。ご飯やパンを食うなと言っているのではなく、1食の糖質摂取量が糖質制限の定義を超えているから、そう言われるわけです。

最も緩いと言われる糖質制限である山田悟医師の提唱するロカボが、糖質制限の定義として最低限度を満たしています。このロカボは1食20g~40g以下、デザート10g以下で1日70g~130g以下の糖質摂取量に抑えるというものです。出来れば個人的には1日の糖質摂取量は120g以下が望ましいですが、デザートは食べたいですしね。

記事内の1食45g~75gでは糖質制限食を満たしませんし、そもそもこの記事のようなそこそこ糖質を摂取していて糖質制限の定義の範疇から外れているものはリスクに関しては高糖質食とそれほど変わりません。だからこれは糖質制限では無いですし、これなら実践しないほうがいいです。

糖尿病管理食ではなくインスリン管理食

さてでは何でこのような糖質制限もどきのような食事法を糖尿病管理食として記事にするのでしょうか?

最も大きな理由は日本糖尿病学界が定める治療ガイドラインがそういったものだからという事です。

今のところ糖尿病治療ガイドラインはエネルギー比で糖質60%を摂取するカロリー制限食がメインですから、糖質摂取を抑えましょうと言っても糖尿病学会の機嫌を伺うとロカボ以下の糖質摂取量を推奨することは難しいというのが現状でしょう。

糖尿病学会主体で糖質制限食やってないの? というと東京大学で糖質摂取40%にしたものを臨床試験をしている段階ですしね。

まあ穿った見方をするのならば、こういったものが糖質制限という健康法ですよと広めることで間違った糖質制限の知識を学ばせ更に実践することで上手くいかないから「糖質制限ダメじゃん」という意識層を増やそうとしているのかもしれませんが、考えすぎでしょうね。

しかし結局のところ記事内の糖質摂取量である1食45~75gの糖質摂取量ではおおよその目安として、64キロの健常者の場合、45~75mg/dlの血糖値上昇+インスリンの追加分泌。

64キロのⅡ型糖尿病患者の場合、135~225mg/dlの血糖値上昇+インスリン注射による追加分泌。

64キロのⅠ型糖尿病患者の場合、225~375mg/dlの血糖値上昇+即効性インスリン注射の単位追加。

ということになります。これでは糖質管理は出来ていません。つまりこれは糖尿病管理食の中でもインスリンを打つという事を前提としている食事なんです。

糖質制限を選択すると

一方、糖質制限を選択するとインスリンの分泌具合や糖尿病のステージによって糖質摂取量を管理しますから、自分の意思1つで血糖値を管理できます。

Ⅱ型糖尿病患者であればインスリン製剤からの脱却、Ⅰ型糖尿病患者でも基礎インスリン以外の注射を極力打たなくていいようにすることも出来ます。

知ってのとおり、インスリンは肥満ホルモンであり代謝を下げるホルモンでもあります。また糖尿病合併症はインスリン製剤を多く使うほどリスクが高まるので、追加されるインスリンが少ないという事は全てのヒトにとって有益な効果をもたらします。

ということは糖質制限をするしないというのは、感情や経験からくる抵抗感だけの問題ということになりますね。選択するかしないかは今のところ個人の意思なんですね。保険も適用されないし。

だからこそ糖質制限に糖尿病治療食としての市民権が欲しい。それが願いです。

まとめ

  1. 糖質制限か糖質制限もどきでないかの一応の指標は糖質摂取量1食40g以下、1日130g以下が目安。出来れば1日120g以下が望ましい。これより高い場合は糖質制限ではない。
  2. 糖尿病を管理するのであれば自分がどれだけの糖質で血糖値がどれだけ上がるのかを把握した上で、それに適した糖質管理を行うことが良い。
  3. 現行の糖尿病管理はインスリン管理。保険が利くので確かに取り組みやすいが、効果を考えるのなら糖質制限も視野に入れたほうが良い。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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