おはようございます。リンさんです。
ちょうどこの記事を練り上げながらコーヒーを淹れていた時のこと、不意に外で「ドサッ」という何か重みのありそうなものが落ちる音が聞こえてきました。気になったので勝手口から外に出てみると、ネコと目が合いました。
どうやらネコが屋根から落ちてきたらしいです。首輪も無いし毛も汚れているので野良でしょう。という事は最近朝になるとリンさんの部屋の外で瓦をタシタシ踏んでいくうるさい輩はコイツだったのかと思い見ていると、ネコも見つめ返してきます。
しかし残念な事にこのネコ、個性が輝きすぎていてそちらのほうが気になり過ぎます。例えるなら魔法陣グルグルの作者、衛藤ヒロユキ氏の描いていたクドい顔のネコのような目つき。
ちょっと微妙な気分になったので勝手口を閉めて一部始終見なかった事にしました。
目次
肥満症は溜め込む方向へ代謝の舵を切っている状態の事

皆さんは「肥満症」と聞いてどのような状態を思い浮かべますか?
体重が過剰。体型が豊満超え。食欲が異常。捉え方は様々ですがおそらく誰の頭にも思い浮かぶのはブクブクに膨れた全体像を想像するでしょうね。
それは現代的な価値観からすればとても残念な容姿のはずであり、豊満な女性が好まれていたとされる平安時代の貴族からしても「ちょっと違くね?」と言わざるを得ないのではないでしょうか?
着物での嵩増しもあったでしょうし、現代のように糖質摂取量の増大でバストが過剰に肥大するという事もなかったでしょうし。
とかそんな妄想はいいとして。
肥満症とは?
では肥満症とは何でしょうか? 具体的にはどういった定義なのでしょう?
一般社団法人 日本肥満症予防協会によると肥満症とは、
「肥満」とは太っている状態であって、疾病を意味するものではありません。
肥満であるかどうかは体脂肪量によりますが、体脂肪量をはかる簡便な方法が無いため指標としてBMI(Body Mass Index)が世界的に広く用いられています。
WHOによる肥満の判定基準は、BMI30以上が肥満です。一方、日本ではBMI25以上を肥満としています。
これは日本肥満学会が定義した基準で、日本人はBMI25を超えたあたりから、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧といった合併症の発症頻度が高まることが理由です。
一方、「肥満症」とは肥満に起因、関連する健康障害を有するか、そうした健康障害が予測される内臓脂肪が過剰に蓄積した場合で、減量治療を必要とする状態のことです。
肥満は疾患ではありませんが、肥満症は疾患であり、医学的に治療が必要となります。
とあります。リンさん個人の意見ですが肥満症の定義が日本人だとBMI25以上というのはちょいと厳しいと思いますね。
幼児期から肥満で以降成人するまで肥満傾向だったヒトの場合、BMIは30で落ち着いていると考えられます。ヒトは成長過程ではそれ以上中々太ることは出来ないのではないかとも思えます。もちろん論拠はありませんが。
といっても糖質オフやたんぱく質、脂質中心の食事、ビタミン、ミネラル、ついでに食物繊維などを意識的に摂る生活で無いとBMI25以上で健康障害が起こる可能性は否定できません。
日本人は痩せ型の多いといわれる民族ですから、BMI30以上はかなり目立ちますね。まあしかし目立つという事はそれだけ種として防衛本能が優れているという証でもあります。気にするくらいなら改善に力を注いだほうが精神衛生上好ましいので、あんま気にスンナよ。
肥満症の根本を考察

定義ははっきりしましたが、既に太っている対象を肥満症としているだけで原因には触れていませんね。
まあ太るのは本人の意識の弱さだとか、生まれ持った遺伝子のせいだとか、腸内細菌のせいだとか色々言われますし、大体のヒトが太ることを自業自得だと言います。
そんな論調はフザケないでおくれと熨斗をつけて送り返すとして、それでは肥満症の原因とは何ぞやということを考察しないといけないと思う次第です。あくまで個人的な意見としての考察をお送りします。
肥満は糖質から
ここからは幼児期からの肥満について考えていこうと思います。成人後太ったという場合も同じ理由が考えられますが、リンさん個人的には幼児期からの肥満を考えることのほうがずっと興味深いのでご了承下さい。
幼児期からの肥満に比べれば成人後からの肥満はイージーモードですしね。
そもそも何故ヒトは太るのでしょうか?
食べすぎ? 運動しなさすぎ? 高脂肪? 高糖質?
正解はどれもそうと言えます。ただし根本原因を突き詰めていくと糖質が原因といえると思います。それは何故でしょうか?
糖質は血糖値を急激に上昇させる唯一の物質であり、血糖値急上昇により過剰なインスリンを追加分泌させ、カロリーというエネルギー源にはなりますがヒトを形づくる組織やホルモンにはならない栄養素であるからです。
インスリンの効果で糖質は筋肉、脂肪細胞に蓄えられます。これが消費できるような環境であればヒトは太ることは無いでしょう。
しかし現代は糖質過剰摂取時代です。毎日必要なお金(糖質)が1000円だとしたら1日の労働(食事)で1万円が支給されて9000円(脂肪)が貯金されているようなものです。
こう聞くと嬉しい感じもしますが実際はカッコ内で読み解くと中々きついものがあります。
また脂肪やたんぱく質はこうならないという理由も明確で、成長期においてこの2つの必須栄養素は全て身体を作るために必要だからほとんど使い切られてしまうと考えられます。
ガタイは非常に大きくなるでしょうが、太るという生理現象とは無縁でしょうね。
メリハリのある肉体を作る事が出来ますが、そこから更にバストアップなどを目指すのであれば果糖摂取も視野に入れなければならないので多少面倒ですが。女性の場合。
肥満症は溜め込む代謝

幼児期からの肥満とは身体に上記の貯金癖がついている状態だと思います。
それは食事の習慣といった本人が意識すれば分かるようなものから、インスリン分泌量といった検査しなければ分からないようなものまで全てにおいてそうであると言えます。
ただ現実問題、この脂肪細胞への貯金は有限であり個人差が非常に大きいものであると言えます。その個人差を生み出しているものこそ幼児期からの肥満傾向にあると考えられます。
例えばこの定期預金が上手くいくヒトの場合は際限なく太っていきます。もちろんインスリンの過剰な追加分泌のせいですい臓は酷使されていきますから出来れば体重が増え出したなと感じる辺りで調整できるのが望ましいです。
定期預金が上手くいかない場合は2つに分かれます。痩せたままで健康体を維持できるヒトと痩せているけど糖尿病になるヒトです。そのいずれもそのヒトそれぞれの預金額の上限を超えてしまえばそこで何らかの健康障害が発生します。
肥満症は溜め込むから太るのであり、太れないヒトに比べれば身体の危機管理能力が高いともいえるのです。
貯金の限界がBMI30説
肥満症は代謝と呼ばれる身体の反応が溜め込む方向へ強化されることで発生し、それは糖質の過剰摂取が原因によるインスリン過剰分泌が原因であると考えます。
また日本人に限るかもしれませんがヒトの肉体は太り続けてもおそらくは成人段階でBMIが最高でも30までに抑えられるように恒常性が働いているのかもしれません。
その根拠として幼児期からの肥満を糖質制限で解消していく場合、BMIが30付近で安定することが上げられます。もちろん多くの例があるわけではないので全ては仮説でしかないわけですが。
肥満を叩きなおすなら成長期にすべき
つまり肥満症は成長期の段階で決着をつけたほうが解消がしやすいのではないかという理屈が導き出されます。身体とホルモンを作り出している段階の成長期なら栄養摂取量を変更するだけで如実な変化が現れるというわけです。
反対に成人後の肥満症脱却は困難を極めることが予想されます。実際リンさんもBMI30を迎えた段階から体重減少がぱったり止んでいますし。
そうなってくると全てを見直すしかありません。摂取するたんぱく質の量は? たんぱく質が余って保管され糖新生に回される限界量は?
ケトン体による代謝を維持するために糖質摂取量をどこまで減らせばいいのか? 体脂肪を使わせるために脂質摂取量をどこまで制限すべきか?
ビタミンとミネラル摂取量はどうすべきか? 腸内細菌をどう育成するのか?
ね? 気が遠くなってくるでしょ?
溜め込む代謝を脱却するには?

幼児期からの肥満で成人に至ったとして、恒常性はそもそも成人段階での肉体をベストパフォーマンスだと認識すると考えた場合、成人直後の体重から減少させる手段は困難を極めると考えます。
しかし代謝のバランスを崩し、それを身体に覚えさせることが出来ればあるいはその壁も乗り越えられるのではないだろうかと考えます。
手段としては今のところ、
ファスティング(断食)。まずはSIFを導入。
分子栄養学。オーソモレキュラーの導入。
オリゴ糖、食物繊維など腸内細菌の改善。
を考えています。
痩せることも大きな目標ですが、問答無用の健康体を手に入れるという最終目標を忘れずにまい進したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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