糖尿病を克服したと主張するブログはマユツバ?騙されない為に持っておくべきたった1つの思考法




おはようございます。リンさんです。

遅きに失した感は否めませんが、この超絶弱小ブログでも読み手を意識したコンテンツとは何だろうという事を考え始めました。もちろんそんな事お構い無しのお手軽記事もちょこちょこは書いていくつもりです。

何でもそうですが情熱を持って準備から開設くらいまでは力を入れるけどそこで満足してしまうのがリンさんの悪い所です。

糖尿病を克服したと主張するブログを見る前に、まずは糖尿病を克服するとはどういう事なのかを知ろう

何でそうなったのかという結果とはどうしたらそうなるのかという原因を知らないと正しく判断できませんね。世の中にはお手軽に作成された様々な情報が飛び交い、その真贋を見極める事すら困難な状況となっています。

お手軽な情報が乱立する事自体は良い事だと思いますが、それを判断する為の知識がネットに乏しいというのはイカンなと感じます。特に病気や健康などの情報はお手軽さだけでは体験談でしか無いという事が理解されていません。

ですがそれを何とかしろと言っても徒労に終わります。1つはブログ記事を書いたヒトにとってそれは真実であるから。もう1つは、ブログとは個人の主張を書く場であり、それを信じるかどうかは読者の裁量であり被害を被った責任の所在は読者にあるからです。

だから読者の判断基準の方がレベルアップするしかない。自分の悩みに関して「コレがいいよ」と薦めてくる複数の案件から自分に合っている正解のものを見つけ出す能力を持つ事が重要です。

今回は糖尿病を克服したと主張するブログ記事の内容と、その真贋や主張の真意についてのお話を書いていきます。これを読んで情報を正しく噛み砕くクセを持っていただければなと思います。

糖尿病は治るのか?

ブログに糖尿病を克服したという記事がある。克服という文字から読者が考える意味とは「治療の可否」あるいは「完治するかどうか」だと言えます。ではまず大前提として糖尿病という病態が完治するのかどうかを考えます。

完治とは強引に定義すれば今まで通りの生活を送れる状態に戻る事ですね。この定義で考えた時に糖尿病を克服するという事は無理であると言えます。結論としては全く読者の望まないものですね。

では何故そんな結論になるのでしょうか。それにはまず糖尿病はどのような仕組みで発症するのかを知る必要があります。

糖尿病発症までのプロセス

糖尿病とはすい臓という臓器内のランゲルハンス島にあるβ細胞という組織が、インスリンというホルモンを過剰に分泌し続ける事でどんどん疲弊、最終的にβ細胞の機能停止あるいは死滅してインスリンが分泌できなくなる状態になると発症します。

最大の特徴として血液中の糖であるブドウ糖が処理できなくなるので尿中に糖が排出されます。この特徴から糖尿病と言われています。

インスリンはメインの役割として急上昇した血糖値を下げる効果を持っています。血糖値とはその名の通り血液中の糖、ブドウ糖の事でヒトはインスリンを毎日分泌して血糖値を100mg/dl程度に維持するようになっています。

血糖値を100mg/dlに維持する程度のインスリンは基礎分泌と呼ばれるもので、よほどβ細胞が弱くなければこれだけで機能停止することはありません。β細胞のインスリン分泌を疲弊させるのは、呼吸や運動などの日常活動以外の要素が関係しています。

血糖値を急上昇させる要素。それは食事です。特に食事の中でも炭水化物に分類される糖質が血糖値を急激に上昇させます。太っていると暴飲暴食が原因ですよなんて言われますけど、それじゃ痩せている糖尿病発症者の理由が見つかりませんよね。

太っているという事=暴飲暴食である事は事実です。ですがいっぱい食べるという事はいっぱい糖質を摂取しているという事と同じです。総量が上昇すれば各栄養素の割合も上昇する、ただそれだけの話です。

糖質はヒトを効率よく太らせる最大の原因ですから、糖質をいっぱい食べているのだから太っていくというのも当然の結果となるわけですね。

では痩せていて暴飲暴食していないのに糖尿病になるのは何故でしょうか?

先ほど健康なヒトでも日常生活で基礎分泌としてインスリンが分泌されていて、そのおかげで血糖値は100mg/dl以下を保っていると書きました。食後の血糖値も健康なヒトならば140mg/dl以上まで上昇する事はありません。140mg/dl以上の上昇分はインスリンが追加分泌される事で抑えているからです。

という事はつまり、140mg/dlを越えるような血糖値を示す食事をしているとインスリンは追加分泌され続け、糖尿病のリスクは高まり続けているという事が言えます。

140mg/dlを超えるような食事を簡単に示します。まず健康なヒトで糖質は1gで1mg/dl上昇します。健康なヒトの血糖値は100mg/dl以下で保たれているので食事前をこれで想定します。

日本人が普通に食べる茶碗1杯分の白米は糖質55gを含んでいます。ということは食後の血糖値は155mg/dl前後になると考えられ15mg/dl分追加でインスリンを分泌している事になります。

追加で分泌されるインスリンの1回量と1日の回数。どれだけ残業したり休み無く働いたり出来るのかが個人で違うようにβ細胞の強度も個人で異なりますからその差異。

これらを複合して無理が限界になった時に糖尿病が発症します。太っていると糖尿病のリスクは大きいというのは事実ですが、インスリンの追加分泌にどれだけ身体が耐えられるのかは個人でかなり異なる為に痩せていても糖尿病を発症するヒトもいます。というか日本人は痩せたまま糖尿病になるタイプの方が多いです。

上記の数字はあくまで感覚的な目安です。本来、追加インスリン分泌が起こるのは1回の糖質摂取が15g以上になった場合です。

糖尿病は治らないのか?

先に結論を書きますが糖尿病は治りません。発症する前の状態に戻す事は不可能です。

発症のメカニズムでの書きましたが糖尿病はインスリンを分泌するβ細胞の疲弊による機能停止や細胞自体の死滅が原因で起こります。脳細胞や心筋細胞など全身の細胞が死滅する事が人体の死であるように、細胞の死滅が起こった箇所が再生するという事は今の医療では実現不可能な課題です。

こうなると糖尿病とどう向き合って生きていくのかという究極の課題となります。インスリン製剤で症状を抑えて生きるのか、糖質制限で原因に着目し症状が出ないように生きていくのかという2択です。

ただし糖尿病の克服という文言が完治という意味ではなく症状の緩和や信仰の予防という意味だとしたらまた違う結果になります。

①死滅では無く機能停止である場合

β細胞の大半が死滅して発症した糖尿病は細胞が死んでいる状態なので治りません。しかし死滅ではなく機能が停止している細胞が多い場合、細胞は生き残っている可能性が高く糖尿病の症状緩和や進行予防の道に光が差します。

機能停止の場合、しばらくβ細胞を休ませれば基礎分泌のインスリンは復活する可能性があり、呼吸や運動などによる微細な血糖値の変動は問題なく管理できる可能性が高まります。

対処しなくてはいけないのは食事由来の血糖値上昇だけになりますので、糖質をそれほど徹底的に排除しなくても大丈夫な状態になります。その上で糖質摂取量を制限するようにすれば糖尿病で最も恐ろしい合併症の予防にもなります。

症状が出ないから糖尿病では無いという言い方は出来ますが、健康なヒトよりもβ細胞は少ないので糖尿病と生きるという事については真剣に考える必要があります。

②死滅でも機能停止でも無くインスリンの効きが弱い場合

糖尿病発症者界隈で最も嫌われている糖尿病患者。それが糖尿病を発症した際にデブだった糖尿病患者です。基本的に太れるという事は生物学上大きなメリットがあります。

そして太れるタイプというのはβ細胞が作れるインスリンの量がメチャクチャ多いという事でもあります。それは大量に分泌してもβ細胞が疲れにくいという事です。インスリンは肥満ホルモンですから、インスリンがたくさん出て、インスリンの作用でしっかり太れるというのはヒトという種の利点を最大限に有していると言えます。

太れる=インスリンたっぷり=β細胞疲れにくい=もっと太る って感じです。ではこの状態のどこがそんなに良いのか?

それはβ細胞が機能停止しているわけでもなく、細胞が死滅しているわけでもない。太る事によってインスリンが効きにくくなっているだけでβ細胞は元気なままである可能性が高いという事です。

このタイプで糖尿病と診断されたヒトは痩せるだけで糖尿病ですらなくなる可能性があります。多くのブログで報告されている糖尿病の克服の記事をよ~く調べると割とデブだったヒトがダイエットや筋トレなどで体重を低下させたり、筋肉への血糖値取り込み量を増やしたりする事で克服したと主張しています。

様々なタイプのある糖尿病の中でも「自堕落に暴飲暴食を繰り返しデブになって糖尿病を発症したヤツ」が糖尿病を克服できる可能性が最も高いわけです。ルーズな生活者にイージーモードが許される。そら嫌われますよ。

糖尿病克服情報の見極め方

ブログで糖尿病を克服したと発信するくらいですから、その内容はブロガーにとって自信満々な内容です。何といっても自分自身の成功体験なわけですからね。

ですがヒトは自分の成功を必要以上に誇張したり、自分以外の成功例など邪道だと言わんばかりに攻撃したりします。克服体験記にはそういった他者を容認できない側面もあります。

しかし千差万別のヒトたちを十把一絡げに括って「これこそ唯一の糖尿病克服法だ」と言っている意見はおかしいですよね。そこまで強調しなくても克服体験のほとんどがただの体験談なわけですけど。

ただの体験談を糖尿病の克服法を知りたい読者が自分に適用する為には何が必要でしょう。

似たような体型で判断

体型が似ている場合、そのヒトの体験談を自分に適用できる可能性が高いです。特にブログ内で身長や体重、血液検査の結果などパーソナルデータを公表していると結果として分かりやすいですね。

血糖自己測定器などの写真データなどは参考程度に考えた方がいいです。ブログ記事ですからそれほどの悪意を持つヒトはいないでしょうが、記事執筆者の望むようなデータに変えられている可能性はゼロではないですからね。

克服体験談の根拠

最後にオマケ程度ですが、糖尿病の克服記事に主に記載されている克服法がどういう根拠なのかを書きます。根拠を知れば自分で試すときも理解がある分続けやすいですからね。

①糖質制限

血糖値の上昇そのものを無くせばいいじゃんという発想の糖尿病改善法。多くのサイトで糖尿病は完治する事は無いとアナウンスしていますが、糖尿病の症状や合併症が出ないからほぼほぼ完治でいいんじゃないですかというスタンスです。

最近は色々な流派がありますし、糖質制限を続けられるかどうかについては知識を学ぶ事も大事ですが最も大事な事は気持ちと相性です。ご飯大好きでモリモリ太ったヒトなら間違いなく著効の手段ですが、たんぱく質や脂質のおかずに苦手分野があると継続が困難です。

今現在、リンさんが継続中の手段です。特に他の方法を激しくこき下ろす事も無く穏便に生きているのも糖質制限の特徴かもしれません。気のせいかもしれませんけどね。

②筋トレ・高強度筋トレ

筋肉はグリコーゲンという形で糖を収納しています。それを強度の高い無酸素運動である筋トレで消費して、食事で摂取した糖質を筋肉内に取り込んでしまえという考え方です。

理論的には納得の部分が多く、運動習慣が若い頃にあったヒトや遺伝的に運動に適した肉体のヒトは向いているのかもしれません。そう考えるとリンさんは子どもの頃に水泳などの運動を嗜んでいた事もあるので適応できるかもしれません。

しかし筋トレは高度になればなるほど場所や時間などのリソースを新たに確保しなくてはいけないという手間があります。糖質制限は食事を変えるだけで新しく時間を作ってまで何かをする必要の無い事で手軽さを重視した結果糖質制限に軍配が上がりました。

効果は出そうなんですけどね。

③野菜ファースト

食事の最初に食物繊維を豊富に含む野菜をたっぷり食べて、食後の血糖値の上昇を緩やかにしましょうって方法です。

デブの場合、一気にガツーンと血糖値が上がってその後大量にインスリンが出ますから上昇幅が少なくなるという事でインスリンが1度に分泌される量が制限される効果があるので減量や糖尿病に効果が期待できそうです。

しかしこの方法、最も大事な点はインスリンが出る事前提の話だという事です。血糖値の上昇が緩やかになるとは言ってもそれは血糖値上昇の曲線が山形になるのか塔型になるのかの違いだけで最大到達点はそれほど変わりません。

まあつまりリンさんが思うにこの方法はメタボ気味やデブ専用という事です。

④糖質カット系サプリメント

マユツバアイテムの巣窟。血糖値の上昇を緩やかにする。糖の吸収を抑える。摂取した糖を無かった事にする。

魔法のワード飛び交うサプリメントの世界です。効果を謳うものに関して全てを試した訳ではないので断定は出来ません。まあ食物繊維の難消化性デキストリンで糖の吸収は緩やかにならない事やサラシアで血糖値の上昇が緩やかになる可能性があるという事は言えます。

日本のサプリメントは基本的にサポートの域を出ないものばかりですから、気休めや心の安定の為に飲んでもいいと思いますが効果を期待して飲むのは「何か違う」と感じます。

⑤カーボカウント

1日に必要な炭水化物を計算してそれを食事ごとに当てはめて血糖値をコントロールしましょうっていう手段です。これはどちらかというと糖質制限ではなくインスリン治療の側の方法論です。

というのも1日に必要な炭水化物の量が250gと計算されます。これは1日2,000kcal摂取するとして60%が炭水化物という従来の食事から導き出された数字だからです。糖質制限だと1番ハードなヤツで1食20gの1日60gです。摂取量の差は4倍以上。

この1日250gという炭水化物が全て糖質だった場合、3食に分けるとして1食84gの糖質を摂取します。糖尿病患者は健康なヒトと違い糖質1gで血糖値が3mg/dl上昇しますから、食前の血糖値が仮に100mg/dlだとすると食後血糖値は352mg/dlまで上昇します。

インスリンが追加分泌されないように食後血糖値は140mg/dl以下がベストだよと言っている側からすれば理解不能な数字です。

またこのカーボカウント、炭水化物と言っている点もいけません。炭水化物=糖質+食物繊維です。血糖値を急上昇させるのは糖質だけですが、炭水化物で管理すると正確な血糖コントロールという点でも矛盾が発生します。

旧態依然とした治療法は全てそうなんですが「インスリンが残っている事が前提」あるいは「インスリン製剤を使う事が前提」の話ばかりです。インスリンを使うという選択をするのならば候補に挙がります。

結局何を選ぶのかは自分次第

身も蓋もない言い方ですが最後に決めるのはやはり自分自身であるべきです。アナタの選んだ選択の責任はアナタ以外に取れるヒトがいないわけですからね。

今後の生活に何を望むのか。糖尿病という病とどう付き合っていきたいのかを考えた上で決める事が大事ですね。やはり自分で決めるという事が努力を努力だと思わなくなる最大の力です。

どれだけお手軽な手段であっても物理的・精神的な努力は必ず必要になります。

この記事が参考になれば幸甚です。最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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