糖尿病管理においても糖質制限は完璧ではない。インスリン基礎分泌完全枯渇タイプの糖尿病管理の難しさ




おはようございます。リンさんです。

最近になってカロリー管理も始めました。何でかというと「カロリー摂取を制限すれば痩せるという神話は崩壊したのに、食べ過ぎたカロリーは太る原因になるから」という都合の悪い部分がどうしても崩壊してくれないからです。

ですのでカロリー制限よりもカロリー管理が糖質制限と相性が良いのではないかと思い始めたわけです。要するに少し前に流行った食べるものを全て記録していくレコーディングダイエットですね。

これにより食べ過ぎへの意識を変えることが目的です。ヒトは現在の体重を維持するだけの食糧は最低限必ず摂取していますから。

糖質制限の限界

糖質制限を推進したい身であるセイゲニストですが、それでも糖質制限の限界というものは感じます。それは糖質制限が糖尿病治療という定義をどういったものにしているのかを理解した時に納得できたものだったのですが、それとは別に糖尿病治療は糖質制限だけでいいわけではない例もあるという事実もあります。

この辺り、糖質制限だけで糖尿病治療は十分だと言っていたり、糖質制限に反対の立場を取っていたり、糖質制限食よりも筋トレだと言っていたりするヒトもいますが、それら全て玉石混交と思ってください。

それらは全て一理ある言い分で、全て正しくないと思います。ヒトは自分が上手くいった経験のみが真実であると思いがちですから。

糖尿病が治るとは?

まず大前提として発症してしまった糖尿病は今のところ完治する手段はありません。では糖質制限で言われている糖尿病の治療とは、「治る」というのはどういう定義なんでしょうか?

これはインスリン製剤に使用する医療費の家計圧迫がなく、糖尿病性の合併症を引き起こすリスクが病院の世話になる事無く最小限になった状態の事を指します。

インスリンを何単位打たなければならないと言う毎日のルーチンが無くなり、合併症に関しても定期的な診断はしてもらう必要がありますがリスクは最小限になっている。これが糖質制限の定義する糖尿病が治った状態です。

詭弁だと言う方もいるでしょうが、通常の糖尿病治療ではインスリンは生涯手放せないクスリであり、インスリンを打っていると常に合併症のリスクに怯えなければならないし、何よりも血糖コントロールがそれほど優良にならないせいで心を病んでしまう可能性すらあるんです。

そう考えれば、糖質制限における上記の不安からの解消は普段の生活を取り戻せる最高の手段と言えます。もちろん発症前の状態に戻れることが最高の状態であるならば不満は残るでしょう。

ここが糖質制限1つめの問題点。「発症前の状態に回復したいという願いは叶えられない」です。まあこれはインスリン治療でも筋トレ強化法でも何でも同じですが……。

たった1つ例外があるとすれば、それはインスリンを生み出す膵臓の機能が停止しておらずインスリンの効きだけが悪くなっている状態の時だけです。

基礎分泌インスリン完全枯渇タイプの糖尿病

もう1つが糖尿病患者の中でインスリンの基礎分泌までが完全に枯渇しているタイプの糖尿病です。0(ゼロ)型糖尿病と水野先生が命名したものです。

基礎分泌インスリンとは24時間365日体内の全ての代謝状態を管理しながら放出されるインスリンの事で、この基礎分泌により人体の血糖値は一定状態を保っています。

こいつは熱い寒いなどの気候条件、嫌な相手が近くにいるなどのストレス反応、身体にウィルスが侵入してきた時の免疫反応などなど体内の全ての血糖値を変動させる条件をモニターする超優秀CGM(持続血糖測定)と適量を完全予測できる超優秀インスリンポンプを合わせたハイブリッドな人体のシステムです。

基礎分泌が完全に枯渇した糖尿病ではこのシステムが機能しないため、血糖値の管理が非常に難しくなります。糖質摂取だけが血糖値を上昇させる他の糖尿病と違い、ヒトの生理反応で起こる血糖値上昇に備えなくてはいけないからです。

こういった方はインスリンの枯渇具合にもよりますが、インスリン製剤やブドウ糖を併用しなければなりませんから、かなりカスタマイズされた糖質制限を行わなければなりません。

まあそれでも糖質制限信奉者も糖質制限否定論者も、筋トレ至上主義もこういった特異なケースに弱いです。それはどの理屈も強く地が固まっていないからじゃないかなと思うのです。

単一の治療で治ったと標榜する横暴

どのような理屈でもそうですが、治療不能と呼ばれたⅠ型糖尿病が治ったとか、単一の行為だけで糖尿病が完治したとか抜かしている輩は表舞台から消えるべきです。

患者の苦しみは千差万別、藁にも縋る思いをかけて治療に当たっているヒト、治療を受けているヒトがいるんですから、何でも平気で自分に起こったケースが全てだと思い込むのは危険です。

ただそれは、治療できたと言っているヒトやそこに集まる成功者の多くに偶然丁度良い治療だったというだけに過ぎません。ですから糖質制限に対してリンさんの相性が非常に良かった事も偶然だなと思っています。

病は形態は同じだろうとヒトによって必要な治療というものは異なるものです。そうであるならば糖質制限はダメだ、糖質制限以外はダメだ、自分のやっている方法以外は危険なんだと言っている事自体が可笑しいとは思えないのでしょうか。

セイゲニストとして糖質制限を糖尿病治療の選択肢の1つとする。この目標の為にインスリン治療は無くなってもいいなんて思っていません。物事は多様な選択肢があって当たり前だと思っています。

何でも良さそうなところは学び実践して、自分に最も合っている方法をカスタマイズできるくらいの選択肢を用意する事が最初の1歩だと思います。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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