異所性脂肪とは何か?




おはこんばんにちはです。リンさんです。

ヒトの食事の基本概念が飢餓に適応している小食タイプであるならば、必須の栄養素であるたんぱく質と各種ビタミン、ミネラルを確保した上で小食でなければなりません。

となると高たんぱくで微細栄養素も豊富な食糧を摂取しなければならないという事になります。

そして何より低カロリー摂取の食事下で熱を大量に生み出せる栄養素を摂取しなければならないわけです。

となると高ATP産生の脂質に軍配が上がってきます。脂質はエネルギー産生の持続性も高いので効率が良いからです。

脂質とたんぱく質の組合せか、糖質とたんぱく質の組合せか。少なくとも脂質+糖質の組合せは過剰エネルギー産生になるのでヒトは適応できていないと考えたほうが無難なんでしょう。

最後は結局、個人の選択ってやつに委ねられてしまうわけです。

第3の脂肪貯蔵箇所、異所性脂肪の危険性


ヒトの体内での代謝反応の研究が進むにつれて、健康常識とは都度アップグレードされる必要性があります。

とは言うものの、そこを飛び越えるのは常識を逸脱しなくてはいけない為に難しくなっているのも現状です。

戦争などの、人権を異常なまでに蹂躙する事態になると科学技術や人体に関する研究が飛躍的に進歩するのは事実ですが、そういったものは20世紀で滅んだ概念です。

今の時代で戦争を行うという最終判断を下してしまえばヒトという種は破滅へとまっしぐらだからです。

という事は新しい健康常識とやらが現れたとして、それが正しいかどうかあるいは適応できるものかどうかを決めるのは結局のところ個人できめるしかないわけです。

弱者を救う事を目的化してしまえばヒトの社会はジリ貧に陥りますが、結果として弱者を救う事も出来るものを研究しても目的が弱者救済に向けられないものに対して非常に排他的なのも現代の病巣ではありますが、それはまた別の話。

今回はヒトの体内に蓄積し過ぎると困った事態になる脂肪というヤツの中でも最大の問題児をご紹介します。

数年前から盛んに言われるようになった異所性脂肪というのをご存知でしょうか?

これは肌の直下に存在する皮下脂肪を第1の脂肪、臓器周辺に付着する内臓脂肪を第2の脂肪と呼ぶと、第3の脂肪と呼ばれるものです。

ここで簡単にそれぞれの脂肪の役割について書いておきますね。

まず、皮下脂肪とはその名の通り皮膚の下に存在する脂肪の事です。どれだけ体脂肪を削ろうとも完全に無くす事は出来ません。

皮下脂肪は体温の調節、緊急時のエネルギー生産源、外からの物理的衝撃から臓器を保護する機能などを有しています。

マッチョが風邪を引きやすい理由はこの皮下脂肪まで削っているからというのは有名な話です。体脂肪5%以下のボディビルダーが脂質と糖質を制限して高たんぱく食で筋肥大を行おうとして餓死したという話もあります。

また、女性ではこの皮下脂肪の量が確保されていないと生理不順やPMSになりやすいとも言われていますね。

続いて内臓脂肪は、その名の通り内臓の周囲に付着する脂肪の事です。

この脂肪は役割というものは無く、基本的には皮下脂肪を貯蔵する脂肪細胞が一杯になると蓄積され始めます。蓄積された臓器によって様々な不具合を起こします。

更にアルコールや果糖は、内臓脂肪として蓄積されやすくアルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪肝といった病態になる可能性を高めます。

ちょっと前まで内臓脂肪が悪さをしているとだけ考えられていましたが、最近になって異所性脂肪という新しい概念が出来る事で、更に皮下脂肪以外への脂肪蓄積がどれだけ危険なのかというのが認識されるようになってきました。

というわけで異所性脂肪です。後、お断りしておきますが基本的に常識的な医療知識の範囲での話はしません。

高コレステロールがいけないとか、高脂肪食が危険だというのはナンセンスな話という前提でお読み下さいませ。

異所性脂肪は呼んで字の如く、通常は脂肪の蓄積しない箇所に溜まってしまう脂肪の事を指しています。

一般的には過栄養、高脂肪食、運動不足などで皮下脂肪や内臓脂肪が一定レベルを超えると蓄積され始めるとされています。

過栄養はまあ糖質の嫌気性代謝での低ATP産生下だと食べ過ぎる傾向にあるから、まあ間違っちゃいないですね。おそらく過栄養自体の定義が違うかもですが。

高脂肪食に関しては完全にナンセンスです。脂肪は糖質を摂取しない状況下では優先的にエネルギーにされます。反対に糖質を摂取している状態での脂肪摂取は危険だという事です。

結果が脂肪蓄積だから、原因も脂肪と考えるのは少々ヒトの代謝をバカにし過ぎています。

運動不足は間違っちゃいないと思います。

また一定レベル以上の脂肪蓄積というのは色々ありますが、BMIとして27以上だと危険という見方があるそうです。

更に脂肪蓄積の危険性から考えると果糖摂取も危険ですね。果糖は女性の肢体を美しくする可能性を秘めていますが、それと引換えに内臓脂肪蓄積、活性酸素の大量発生という弊害もあります。

筋肉と異所性脂肪

異所性脂肪の蓄積する箇所に筋肉もあります。筋繊維の中に脂肪が蓄積する事で筋肉量の低下が起こります。

これがロコモあるいはフレイルと呼ばれるものの原因の1つでもあるのですが、具体的なイメージとしては霜降りの肉になっているって感じですか。

牛は穀物で霜降り状態になります。もともと牛は牧草が主食の生物ですから、主食が異なればそれだけ脂肪蓄積が加速すると考えるのは妥当でしょう。

となるとヒトの主食は何なのか? それは個人で自己実験で見極める事をおススメします。

どちらが良いのかを科学的に考える事は出来ます。しかし自分を満たすものは科学的根拠だけでは無いんです。

メンタルヘルスも加味した上で自己判断するのが21世紀のヘルスケアですからね。

心臓と異所性脂肪

心臓の周りにも脂肪が蓄積していきます。動脈硬化のリスクを更に高めるといった可能性を持っています。

高脂肪食あるいは高コレステロール食に問題があるとされていますが、実際の所は血中に長時間滞留し続ける中性脂肪に原因があります。

中性脂肪が長時間残る理由は、糖質+脂質の食事とヒトの代謝の優先順位にあります。

ヒトの代謝はアルコール→糖質→脂質→たんぱく質の順番で行われています。毒素の分解を優先しているわけです。

糖質+脂質、あるいはアルコール+食事だとどうなるでしょう?

糖質やアルコールの代謝が優先される為に血中中性脂肪は長時間の間、高い値を維持し続ける結果となります。

更に糖質により血糖値が180mg/dlを超えると血管内壁はリアルタイムで傷つき、それの修復の為にもたらされるコレステロールも中性脂肪の多さから粒子の小さな悪玉となっていきます。

傷ついた血管を欠陥品の小粒子LDLコレステロールで埋める。これが動脈硬化の一因となっています。アテローム性動脈硬化というらしいですね。

血管内壁の糖化、中性脂肪の酸化、コレステロールの小粒子化といった順番になっています。

このように異所性脂肪は様々な生活習慣病の原因となっています。

そのリスクを避けるには、適度な運動とバランスの良い食事と言われています。しかしヒトの代謝ではなくヒトの文化的側面から主食を決めている現代において、その「バランス」とは非常に危ういものになっています。

そういったものを考慮した上でバランスを考えるのであれば以下のようになると思います。

まずは基本的に小食である事。

小食でも高たんぱく、高ビタミン、高ミネラル、高食物繊維である事。

そしてエネルギー確保の為に中脂質あるいは、中糖質である事。基本的には脂質を推薦します。糖質は即応性の高いエネルギー源ですがリスクが未知数ですからね。

そうなると肉食、たまご、海藻、味噌や糠といった発酵食品という食生活になってきます。

一般的なバランスで構わないヒトもいれば、そうでないヒトもいます。合うか、合わないか。そこら辺を吟味できるようになれば良いのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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