食物繊維が人体にどのように反応するのか?




おはようございます。リンさんです。

専門家の言う事だけが正しいという論調もケースバイケースです。サービスを受けたいとだけ願うヒトにとって専門家の言う事だけを聞いていれば良いのであれば、これ以上の楽はありません。

反面、何がしかの事情により自分自身で向き合わなければいけない問題に直面し、それを自分の知識を高める事で対処しようとする時には邪魔になります。

お客様は神様だという精神は一体どの程度前から日本人の脳みそを劣化させてきたのでしょうか。少なくとも神様は自分が必要とするものを手に入れる為に要求はしないもんです。ですから、その見えない要求を満たす事を考える必要があるから「お客様を神様のように思いなさい」という理屈が通じるわけです。

日本人はモノづくりに完璧主義を求める傾向にあり、どうやらそれをモノを売る事にも求める事で問題が大きくなっているようです。モノづくりは100%、販売は70%程度の完成度で良い気がします。

食物繊維が人体にどのように反応するのか?

健康情報は結論を述べる事に終始している事と、栄養素の持っている側面の1つというものしか説明しない事が問題であると思います。

何故、身体に良いのか? 何故、その効果を期待できるのか? その効果を生み出す栄養素の中に存在するリスクは無いのか? などを考えるのが大事です。しかし、それは中々実践できるものではありません。

それというのも、大半のヒトはお手軽に効果を得たいだけですし、単一の方法だけで自分の望む結果を導き出す事が出来ればそれに越した事は無いからです。

確かにそれで効果を実感できるヒトもいますし、そういったヒトは楽に何もせずに痩せる事が出来ましたなんて言います。それは恐らくその方法がとても身体に合っていたからでしょう。

しかしそうはいかない時、つまりその方法だけを実践しても問題が解決しない時にそれを実践し続けるには精神的な難易度が高いと感じてしまうものです。

ダイエットに関して単一の方法論が有効になるかどうかの条件は、代謝反応にどう関与するのかと、その栄養素も持つ作用と副作用の把握が必要になります。

食物繊維とカロリー

食物繊維は人体に吸収されないのでカロリーが無いと思われています。これは理解としては間違っていませんが内容に関してはかなり雑な紹介であると言えます。

まず食物繊維は炭水化物の中で糖質以外の部分です。糖質は人体に吸収されそのまま急速に血糖値を上昇させる栄養素です。食物繊維はその逆で人体に吸収されません。

より正しくは食物繊維は吸収してもそのほとんどが排出されてしまいます。そしてそのほとんどの中でも吸収されるものとされないものが存在するので、食物繊維にはカロリーのあるものと無いものが存在します。

草食動物と食物繊維

人体では吸収されにくい食物繊維ですが、これをメインのエネルギー源として利用している生物がいます。それは草食動物です。しかし草食動物は食物繊維を大量に摂取してそれからカロリーを直接得ているわけではありません。

食物繊維から直接得るものが少ないのはどの生物でも同じです。草食動物が食物繊維からエネルギーを得られる理由は、腸内細菌にあります。

草食動物は腸内細菌をつかって食物繊維を分解します。ではその分解物がエネルギーになるのか? いいえ、違います。

草食動物は腸内細菌に食物繊維を提供します。食べ物を大量に与えられた腸内細菌はその数を莫大に増やしていきます。活動期間を終えた腸内細菌は草食動物の体内で吸収されエネルギーになります。つまり腸内細菌が多いほうが草食動物がエネルギーを得る事が出来るわけです。

この特徴を有意に示している動物がです。牛はあの巨大な身体に長い腸を持っています。腸が長いと言う事は腸内細菌がそれだけ多いと言う事ですね。大量の草から食物繊維を摂取し腸内細菌へ提供する事で草食動物は肉体を維持しています。

反対に牛ほど長い腸を持っていない草食動物は、羊や鹿のように常に草を食んでいるか、馬のように長い時間をかけて草を歯ですり潰すかして腸内で処理しやすいように工夫しています。

腸内細菌と食物繊維

ではそのくらい人体に吸収されないく栄養素なのに、何で人体に必要と言われているのか? それはこの食物繊維が腸内細菌の餌になるからと言われています。

人体にも腸内細菌の餌を提供するシステムは存在しています。しかし草食動物のように長い腸を持っていないので、肉体を維持するようなエネルギーを食物繊維から得る事が出来ません。

ですが腸内細菌がきちんと存在している事によって、ヒトや動物の身体は摂取した食料を消化吸収する事が出来ます。

更に腸内細菌は免疫の制御にも関わっています。腸内細菌が乱れてしまうと免疫が反応しなくなったり、過剰に反応したりしてしまう事になり都合の悪い事が起こります。

身体全体の統括機能は脳だけが持っているとされていましたが、今では代謝反応や免疫反応は腸が統括しているとも考えられていますので、腸内細菌へ食事を提供する事が重要であると言えます。

またこの腸内細菌は善玉に偏るのは構いませんが、善玉のみではバランスが崩れてしまいます。善玉が免疫の向上、悪玉が免疫の抑制を司り全体のバランスを取っているからです。

食物繊維と睡眠

食物繊維を摂取すると睡眠を障害すると言われています。これもまた正しいのですが、簡易に表現されすぎています。

まず食事で消化機能を稼動させる事はエネルギーを使う行為です。この為、食後すぐの運動は避けて身体を休めたほうが消化には良いと言われます。

しかしそこで身体を休めるのではなく寝てしまうと話は変わってきます。睡眠という行為はエネルギーを抑える行為です。放出するエネルギーを抑える事で体内での代謝反応だけにエネルギーが使われる状態にする事です。

そんな中で腸内に食材が入っていた場合、腸を稼動させるエネルギーにより身体は活発になるのに睡眠で実際は活動を抑え始めます。そうなるとエネルギーを消費するバランスが崩れ、睡眠も消化もどちらにとっても良い結果を生み出さないと言う事です。

これが食物繊維の摂取になると、腸内細菌は自分達の餌となるので本格的に稼動を開始してしまいます。そうなると休もうとする人体フル稼働する腸というギャップが大きくなるので、食物繊維は睡眠を傷害するという結論になるという事です。

まとめます

食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれています。その効果は多岐に渡りますが、今までの研究ではそれほどピックアップされてこなかった腸内細菌を介して起こる代謝反応に寄与するので理解が難しくなります。

人体と共生する生物と人体の反応という2つの難しい問題を抱えているので、食物繊維の効能は解明するのが難しいわけです。

しかしそういった研究とは別に、食物繊維を摂取してきたという歴史的背景が強調される事で食物繊維の必要性ばかりが強調されてしまっています。

何故、必要なのかを理解しなければ特別大きな効果を得る事が難しいのです。最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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