世界は深刻なプロテイン不足に陥っている




おはようございます。リンさんです。

少し前に元SEALDsの方が「綾瀬はるかさんの言った世界平和への願いについて軽く鼻で笑う風潮はいかがなものか」という投稿記事を書いているのを目にしました。

本気で願っているものに対してちょっと笑っちゃう風潮のある日本は確かに問題があるとは思いますが、綾瀬はるかさんに対するどうでもいいゴシップ記事と自身のイデオロギーを結びつける論調に何だかアホっぽさを感じるのは何故でしょうか?

議論の世界とは経験豊富に理論構築されたオジサンたちによる「女子高生同士の会話」です。相手の主義主張なんて聞かないのはもちろんのこと、まずオジサンの心に響く単語を打ち付けないと議論すらさせてもらえないでしょう。

オジサン世界に染まってしまってイデオロギーを語るだけで満足しているような段階であるのならば、他者を引き合いに出して自己主張するべきではないと思います。

あと、単純に綾瀬はるかさんの持ち合わせているキャラクターもあって何故か笑っちゃうってのは事実ですよね。目くじらを立てるよりも、発言で何だかほっこりしちゃって笑顔になるほうが世界平和に繋がりそうです。

まあこういう感覚を彼らは差別と呼ぶのでしょうが……。多様性と平和を求める側がそれを無くしている気がします。

世界の食糧危機は深刻

食糧危機。この言葉を聞いても食物が溢れている日本では対岸の火事のような印象を持ちます。

ですが日本でも貧困によって食事を摂れない家庭は存在します。そのせいで餓死者も出ていますが餓死者の統計は中々難しいので全体の把握が出来ないのが現状のようです。

餓死であっても不審死という事にすれば統計を意図的に変えられるようですし。統計学は発表者に都合よく解釈できるようになっています。

ただ、どうも最近世界で問題視されている食糧危機というと餓死者が問題というだけではなくなってきているようです。食糧が不足していくのではなく、栄養素が不足して餓死者や生活困窮者が増えていくというものです。

質的栄養失調と食糧危機

質的栄養失調は新型栄養失調という言葉で表されるものです。20世紀型の食べるものが無いから栄養失調になるものを量的栄養失調と言い、身体を構築する栄養素そのものが不足することで起こるものを21世紀型の質的栄養失調と言います。

特に先進国と呼ばれる国々でこれは深刻な課題となっています。

では質的栄養失調で不足して問題となっている栄養素とは何でしょうか? よく「カロリーが十分なのにビタミンやミネラルが不足する事が新型栄養失調」と呼ばれていますが、この定義は物事の半分も捉え切れていないという点でナンセンスです。

質的栄養失調の特筆すべき点とは、

①カロリーが十分にも関わらず、精製糖質の過剰摂取によりたんぱく質と脂質の摂取比率が下がり肉体が維持できなくなる事。

②精製糖質の代謝の為に余分なビタミンやミネラルが消費されて、他の代謝に回すビタミンやミネラルが確保できなくなる事。

の2点です。

①から考えてみましょう。糖質とは主食である米・パン・麺類に多く含まれる栄養素であり、身体を動かすエネルギーとなる栄養素です。イメージすると短時間で爆発的なエネルギーを生み出す栄養素という感じですね。

しかし糖質は身体を動かすエネルギーになるだけで、身体を維持する栄養になりません。ということはつまり成長期にあたる幼年期であったり、肉体が徐々に衰える老年期に糖質摂取比率が高くなると身体が作りかえられないということになります。

常に新しい材料を提供されなくなった身体は徐々に低栄養価で生きるように適応していき、臓器や組織などは最低限の新陳代謝で生きるようになります。

例えるなら老朽化した建物を壊しながら新しいものを同じ土地に建て直しているような状態です。老朽化して脆くなった部分などを建て直しの際に削除しますから、使える素材はどんどん少なくなります。

そうなると生命体として最も大事な機能を持つ臓器を保存して、他に運ぶ栄養素は最低限度を下回る事になります。たんぱく質が不足するという事は地震が来たら一発で崩れそうな家に住んでいるのと同じわけです。

日本人の食事をちょっと考えてもらうと分かるように、米が多くたんぱく質の少ない食事をしています。たんぱく質をしっかり摂っていると主張するヒトもいるでしょうが、おそらくそのたんぱく質は豆などの植物性が大半のはずです。

続いて②です。

精白糖質とは米から胚芽を除いたものや、不純物を除いた砂糖や小麦粉などを指します。不純物は雑味やエグみがあるので嫌われるため取り除かれるわけですが、実はこの不純物こそがビタミンやミネラルといった栄養素を含んでいるものです。

日本のように品種改良を重ねて甘みだけを過剰に追求した種は除きますが、基本的に作物というものはそれ単体をまるごと食べると代謝に必要なビタミンやミネラルを補給できる仕組みになっています。これは作物自身が蓄えたビタミンやミネラルで代謝を行っているからです。

つまり精白糖質を摂取すると身体は、どこか別の所から白米やパンや麺を代謝する栄養素を引っ張ってくる必要があるわけです。そうすると代謝の優先順位の関係性からたんぱく質や脂質を代謝するビタミンやミネラルを糖質処理に充ててしまう為にビタミンやミネラルが不足するというわけです。

代謝の優先順位は、アルコール → 糖質 → 脂質 → たんぱく質 の順です。

栄養失調の正体と食糧危機の正体

上記2つの点が質的栄養失調の正体です。日本人では更に深刻な鉄分摂取の機会不足がありますが、それは日本人だけの問題ですから割愛。

精白糖質の摂取によってたんぱく質摂取比率が低下しているという点と余分なビタミンとミネラルを摂取しなければならない点で栄養素が不足しているわけですから、お米などの主食を1日3食、毎日しっかり食べている日本人は慢性的な質的栄養失調であると言えます。

栄養失調の実情がこうなっている点に加えて深刻さを加速させる要因が「たんぱく源の生産量低下」です。コイツが世界が危惧している食糧危機の正体であるとも言えます。

最も大きな問題は「穀物生産量の異常さ」です。大量の穀物を育てるために大量の地下水を浪費している為、世界は慢性的な水不足に陥っています。これに拍車をかけるのが土地が痩せているという問題です。

化学肥料により異常なペースで収穫を続けた大地が限界に達して穀物を生産できなくなる日が訪れる事になります。穀物が生産できなくなるとまずは植物性たんぱく質を持った豆類の生産が止まります。また穀物肥育ベースで作られている畜産のシステムが崩壊し肉が供給できなくなります。

また2048年には海洋資源がプラスチックごみによって埋め尽くされ採取できなくなる問題も起こると言われていますから、魚類等のたんぱく源も採取できなくなります。

植物性も動物性もたんぱく質が生産できないという事態が起こるわけです。と同時に肉体を動かす糖質も肉体を構築するたんぱく質も摂取できなくなった人類は「食糧生産の確保」という名目での争いを起こし人口が減少していきます。

座して死を待つ特性の無い人類は食糧争奪で滅ぶだろうといわれています。そんな未来が訪れるだろうといわれている時まで、既に100年を切っているというのが現実です。

糖質摂取で栄養失調を切り抜けてきた人類は、糖質に頼り切ったせいでたんぱく質摂取源を失い滅亡しかねない事態まで切迫しているわけです。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です