健康法の記事を読み解く時に気を付ける事




おはようございます。リンさんです。

世界は物事を恣意的に見せているのだとすれば、信用できる情報とは何を指すのでしょうか。

究極的な回答として、勝手気ままに健康情報を垂れ流しているのが常であるならば自分が信じたいものを信じるというのが1番です。

選ばないという事も選択であり、他人が強く言っているからと信じるのも自らの選択です。そういった事が理解できずにモンスター化している現在の私達ですが、選ぶという事は自分の責任を果たすという事です。

ここで言う責任とは負わせるものではなく、自分が背負うものの方です。自分では選ばないけど、他人が言っている事が間違っていた時に責めるのは間違っていますからね。

例えそこに自分の意志が無かったとしても選んだのは自分なのですから、他人のせいには出来ません。自分の意志で選ぶ事で初めて選んだ事に対して真摯に取組めるようになります。

自分で選ぶという事に迷った時、他人の物事の捉え方を知るのも1つの解決策かもしれません。まあそれを完全に真似る事はおススメしませんが、意思決定の足がかりになるかもしれません。

2つの恣意的な論理

勝手気ままな解釈で混乱を与えようとしている文章や、ある特定の結論ありきで進めている論理というものがネット上には散見しています。この文章で問題な点は、それなりに専門的な知識を有している者から専門家では無いライターまでがそういった文章を書いているという事です。

それ自体は否定できません。結論を持って文章を書いてしまうというのは、専門家の立場からすれば常識的思考の帰着という事になりますし、ライターであればそれがクライアントの意向だからです。

物事には100%整合性の取れた文章というものは存在しません。最新の科学を参照する事で変わっていくことこそ理論的思考であると言えるからです。

しかし世の中には軸がブレブレの文章も存在します。言いたいことの大元ははっきりしているのに、何故だか問題提起を間違っている文章です。こういったものに惑わされないように代表的なものをアレンジして書いてみようと思います。

糖と砂糖

問題提起を意図的にズラしている記事
糖が悪であり健康に良くないと言われるようになって来ました。

確かに欧米では砂糖の過剰摂取が問題となっています。その量は何と1日240gです。角砂糖にして60個分の砂糖を毎日欧米では摂取しているという事です。

しかし砂糖は日本ではそれほど大量に摂取されている物質ではありません。実際、日本人の摂取する1日の砂糖の量は120gに満たないのです。

摂取の仕方に気をつける必要はありますが、日本人では砂糖摂取は欧米のような問題を起こすラインまで摂取されていないと言えますよね。

砂糖はエネルギーとして非常に優秀で、とても大事な物質です。全く摂取しないというのはそれこそ問題であると言えます。

また砂糖を活用した調理法など日本では砂糖をうまく生活に取り入れる知恵が張り巡らされています。こういった日本文化の素晴らしさを理解する事で砂糖と日本人の関係性を正しく理解したいですね。

……はい。どうですか? ネットでよく見るタイプの記事をリンさんが再構成してみました。何となくまとまっている印象を受ける文章ですね。

この文章の問題点は糖質が抱えている健康上の問題点を砂糖摂取量という観点から語り、あたかも日本人への糖質の影響が少ないように導いている点です。

これは糖質の害が総摂取量に比例する事からこういった文章になっているわけですが、糖質制限における糖質とは砂糖だけじゃないというのはもう常識でしょう。少なくともダイエットに敏感な女性や、健康に問題を抱え糖質制限を開始したヒトにとってはね。

ですから上記の文章をより正しく表記すると、日本人の1日の糖質摂取量は300gで、その中で砂糖の摂取量が120gであると言われています。ですから糖質制限では糖質としての総量が大きい180g分を担保している主食をまず除外していきます。

そしてその後に食事から徐々に砂糖も減らしていくという順序を踏みます。とまあこうなるわけです。

糖質総摂取量は欧米と比べても負けず劣らずなのに、砂糖だけは摂取量が少ないからもうちょい摂取してもいいんですよなんて論理的に破綻していますよね。

マーガリンとトランス脂肪酸

問題を特定のものにだけ集中させている記事
2018年、アメリカでトランス脂肪酸が添加されたマーガリンなどの販売が禁止になります。

日本では現在のところ、トランス脂肪酸に関する法的な規制はありません。それはメーカー各社が今までずっとマーガリンに添加されるトランス脂肪酸を減らす努力をしてきたからです。

その結果、日本のマーガリンにおけるトランス脂肪酸含有量は極限まで少ない量となっています。その量は動物性の肉に含まれる自然のトランス脂肪酸含有量と変わらないほどです。

こういった事実を知った上でマーガリンとの付き合い方を再度考える機会にしたいですね。

この文章には明らかに事実を述べた上で理解を誘導する手段が2つ講じられています。

トランス脂肪酸を多く含む食品として問題提起されているものがマーガリンだけであるかのように記載している点トランス脂肪酸含有量レベルが自然のものと同じだから危なくないと誘導している点です。

トランス脂肪酸は科学的に水素添加された植物油脂に存在する科学の産物です。マーガリンは植物油脂から構成されていますから確かにトランス脂肪酸は多いのですが、それは植物油脂を使っているものであればどれも同じレベルです。

むしろ日本のマーガリンがトランス脂肪酸を除去するようになっているのであれば、原材料に植物油脂を使っているそれ以外の食品の方がはるかに多くのトランス脂肪酸を含有している可能性もあります。

そして含有量が自然由来のものと同じくらいの微量だという点で安全性を語るというのもナンセンスです。自然由来のトランス脂肪酸とはそこに自然に存在している脂肪酸です。しかしマーガリンなどの植物油脂に含まれるトランス脂肪酸は水素を添加して高温で過熱する事で科学反応を起こした結果生まれたものです。

この2つが同じものであるというのであれば、化学式が同じでないといけません。しかし実際は、化学式が全く異なる脂肪酸なわけです。

論理が飛躍どころか論理がワープしているわけです。

まとめます

論理的に破綻している文章は結論が先にありきの場合が多いです。しかしヒトはそういった文章に何となくの理解を示してしまいがちです。頭の中で常識が多くを占めている場合、例文に記したようなものに説得力を感じてしまうものだからです。

常識を捨てろとはよう言いませんし、科学だけを理解の根源にしろなんて無理があります。2軸思考の中で生きる事で進化を遂げた人類を否定しかねませんからね。

だからこそ常識を理解する力で共感した上で、それを自分の生活の参考にするのかどうかを科学的に考察する必要があります。そうしないと、共感だけでは上手くいかないし科学だけでも上手くいきません。

バランスが大事って結構嫌いな言葉なんですが、こういう時の表現として非常に便利に感じてしまいます。という事で思考のバランス感覚を持つ事が大事になってきます。

理解 → 共感 → 検証 → 実行 のプロセスを持って自分自身が何を選ぶのか、自分の事だけは冷静に判断するようにしていくべきですね。誰かにこのプロセスで接したら間違いなく嫌われますから。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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