おはようございます。リンさんです。
自らも持っているだろう欲望に対して清潔であろうと思い込む為に、自分以外の誰かの欲望を汚いものとして過剰に攻撃してしまう事は誰にでもあります。
問題はその攻撃性が非常に過剰で、時に知能を用いて知性を感じさせない暴力を正当化している部分にあります。
暴力的になる事にはヒトという種の設計と近代化した社会との間にある違和感が大きくなり過ぎているというのが大きく、ひと言でまとめると「自分に自信が無いから、手っ取り早く自分を優位に立たせたい」からです。
人を呪わば穴2つ。呪詛は巡り巡って自身へと返ってくるという結論になるわけですね。
代謝反応から考える鉄の危険性、有意性

栄養素とは単一では意味をなさない。これは栄養学では当たり前の話です。
しかし旧態依然とした医学の世界では、人体に存在するものなら直接投与しても問題無いなんて考えられています。
最近では女子マラソンのアスリートへの鉄剤の静注(静脈注射)が問題になりました。
ではこの行為のどこに問題があるのでしょうか?
それはこの静注という行為が人体の代謝を完全に無視している点にあります。
もっと言うと消化管を経由しない栄養摂取には慎重にならないといけないっちゅう事です。
と言うのも、人体は栄養素を単一では保管できないからです。体外から摂取する栄養素を体内に貯蔵できる形に変換する反応が代謝と言う事も出来るわけですね。
この変換が行われるのが経口摂取であり、この変換が行われないのが静脈注射と分ける事が出来ます。
ここを一緒くたにしてしまうと鉄の摂取自体が危険というナンセンスなものになってしまいます。
1つの医学的結果から結論を出してしまうから間違いが是正されていかないというのが、現代医療の持っている負の側面です。
人体に関わる事ですから代謝と栄養学は考慮に入れないといけないのですが、そこに至らない為に学問として未熟な結論を出しがちになっています。
さて静脈注射は栄養を人体に貯蔵できない形で血管に投与するから危険なのは前述の通りですが、では経口摂取に危険は無いのでしょうか?
結論から言ってしまえば危険は無いと言えます。唯一の危険性は食べ過ぎくらいのものです。
経口摂取で栄養を体内に貯蔵するにはたんぱく質が必須栄養素になります。
様々な栄養素がアミノ酸と結合し体内に貯蔵され必要な部分に運搬されるので、たんぱく質が存在する以上の量の栄養素は吸収されずに体外へ排出されてしまいます。
更にたんぱく質は植物性と動物性で貯蔵量自体も変わってきます。
植物性たんぱく質は痩せやすいというのは、たんぱく質自体の吸収率もそうですが、アミノ酸の組成も人体に必須であるアミノ酸をカバーできていないので栄養利用効率が動物性よりも低いという側面があります。
ビタミン、ミネラルなどの微細栄養素を体内に留めておくにはたんぱく質が必須で、特にその貯蔵という目的に関しては動物性が優れているというわけですね。
最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。
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