糖質制限が子どもにもたらす良い影響を考察できる2つの軸




さて、記念すべき香川県の子どもと糖尿病と糖質制限の第1回、香川県の進める糖尿病予防・治療方針をフルボッコにこき下ろしました。怒りの矛先は2点。

  1. 肥満や糖尿病予防・改善に運動療法は一定の効果があるだろうけど、カロリー制限食ではそもそも予防も改善もできないんですけどー。
  2. 選べる選択肢少ないでしょうに? 何故に食事パターンがカロリー制限だけなのか? 米国糖尿病学会では全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しないとの見解を示し、患者ごとに様々な食事パターンが認められていますがな。

そんな事言いながらお前は糖質制限ごり推しやないか、と仰るそこのあなた。そらそうです。リンさんは糖尿病治療の選択肢の1つとして、香川県のみならず日本中が選択肢を選べる未来をスタンダードにしたいわけですから。

まずは自分が実践しダイエット効果を実感し、ゆくゆくは血液検査の結果なんかも公表しながら、普及に努めていきたいと思っているわけです。その前に、ブドウ糖負荷試験受けてからにしろやと仰るのなら、今でもブドウ糖は恐怖ですが受けてやりますとも!

あー、言っちゃった

糖質制限と栄養素

ということで、糖質制限に関する不安要素の1つ。今回は糖質制限と栄養素について掘り下げます。

栄養素はそもそも必須栄養素と微細栄養素の2つに分類されます。皆さんが持っている常識としての栄養学では、必須栄養素は炭水化物(糖質)・たんぱく質・脂質。微細栄養素はビタミンやミネラルといった認識だと思います。

しかし人体を構成する要素と占める割合は、水60~70%、たんぱく質15~20%、脂肪13~20%、ミネラル5~6%、糖質1%、その他6%、となります。

リンさんのシンプル栄養学

さて上記の人体構成要素を参考に、かなりざっくり栄養を計算する、リンさんのシンプル栄養学を始めましょう。まず人体の構成要素で1番割合が大きいものが水ですね。1日2リットル必要といわれています。

2000mlが60%なのですから、100%の容量は3800mlほどです。うち、たんぱく質は15% 570ml、脂肪は13% 494ml、糖質は1% 38ml、かなり乱暴に片付けることが出来ます。

これをそのまま乱暴にグラムに置き換えると、たんぱく質は1g 4kcalなので、570gで2280kcal

脂肪は1g 9kcalなので、494gで4446kcal

糖質は1g 4kcalなので、38gで152kcalとなります。

つまり人体のエネルギー比は、めちゃくちゃ乱暴に言うとたんぱく質33%・脂肪65%・糖質2%となるわけです。水分を抜いた要素だけで考えるとまた別の結果が出ますが、それでも糖質の構成要素はかなり低くなりますよ。でも水分は絶対的に必要なものですから抜かなくてもいいと思いますけど。

糖質は必須栄養素ではない

それでは本題です。人体の構成要素で糖質の占める割合は1%です。

しかも、人体を構成する組織を作ったり、ホルモンを作ったりという作用もありません。人体を作るのはたんぱく質、ホルモンを作るのは脂肪だからです。

では何の為の糖質1%なのか? 脳の唯一のエネルギー源? いいえ、違います。糖質を唯一のエネルギー源とする赤血球の為に、筋肉内へ貯蔵されているからです。

これだけ書くともうお分かりでしょう? 糖質は必須栄養素ではありません。ビタミンやミネラルと同じ微細栄養素です。

では何故必須栄養素だと思われているのか? それは、安価で大量にしかも安定的に生産できる為、栄養素としてではなくエネルギーとして摂取するのに適しているからです。

これはカロリーの落とし穴です。カロリー計算では、身体が摂取するカロリーと消費するカロリーを同様のものとしています。しかし実際、人体を構成しているのはカロリーではなく栄養素です。ヒトがエネルギーの塊であるのならカロリーの考え方で十分なのでしょうが、ヒトの身体はそれよりも複雑です。

ヒトの身体が必要とする栄養素をどれだけ摂取して、その結果どれだけのカロリーを消費するのかを考えなくてはならないはずです。その点で考えれば、糖質は人体構成要素のたった1%であり、必須栄養素であるわけがないのです。カロリー計算は、この点でシンプル過ぎるし論点が違うのです。

子どもに必要な栄養素を1日の摂取カロリーから考える

さりとてカロリーは分かりやすい指標であることは事実です。それでは、子どもの成長に必要な1日のカロリーから必要な栄養素を考えてみましょう。色々なサイトで摂取カロリーについては書いていますので、ここでは一般的な小学校高学年の男児・女児の摂取カロリーの平均2000kcalで考えてみます。

人体構成要素から導き出されるあるいは糖質制限の本などで推奨される栄養摂取量は、高脂質・中たんぱく・低糖質です。これは各子どもさんの個人差を考慮する必要がありますので、ここでは比率を脂質50%・たんぱく質35%・糖質15%と仮定しますね。

すると脂質は1000kcalで111g、たんぱく質は700kcalで175g、糖質は300kcalで75gとなります。1日3食とすると1食25gの糖質摂取となります。

血糖値コントロールという観点から考えると、健康な方ならもう少し糖質摂取できますし、糖尿病の方なら糖質はもう少し減らさないといけないですね。

こうやって血糖値コントロールをカロリーと栄養素の両面から考えて、子どもさんに必要な栄養素を満たしてあげることを考えることが重要なのではないでしょうか?

更に言ってしまえば、この方法なら糖質へ必要以上に依存しませんから、栄養素を色々な食材から満遍なく摂取できます。痩せていけば増やし、太っていけば減らせばいいのです。

過食や拒食のような症状が出ているのでなければ、糖質依存が無い場合それははるかに簡単に行えます。カロリーで考えるのではなく、1日の推奨摂取カロリーの中でどれだけの栄養素を摂取するのかが大事だと思います。

更に言えば子どもは成長速度が大きく、必須栄養素を満たしてもカロリーが足りない事態になる時もあると思います。大人は脂質・たんぱく質の必須栄養素を満たせば自然に必要カロリーを満たす方がほとんどでしょう。

大人は糖質制限+必須栄養素の考え方で十分でしょうが、子どもは糖質制限+必須栄養素の考え方+健康的な耐糖能維持の為に必要となる良質な糖質の摂取+給食やお菓子、炭酸飲料やフルーツジュース、野菜ジュース、スポーツドリンクなどの清涼飲料水との付き合い方などなど、

判断基準を大人が教えて、子どもたちが判断・思考できるように導く必要性があるためハードルが高いのかなと考えられますね。この糖質まみれの世界で、糖質との距離を正しく保った付き合い方が出来ている大人がどれだけ存在しているのかを考えると気が遠くなりますよね。

これは、糖質制限実践者であろうとなかろうと絶対人数が少ないのではないでしょうか? この辺りはお勉強段階で何とも言えませんが、目標体重になったら血糖値実験を行って経験値として積みたいなと思っているところです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

栄養素をお手軽に摂取するという事ならサプリメントの運用もありです。子どもにサプリメント? と思われるかもしれませんが、お菓子をいっぱい食べる子どもはビタミンとミネラルに関して不足しがちです。

おススメはiherbの子ども用マルチビタミンですね。

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