ケトン体が出ているとはどういう状態で判断するのか?




おはようございます。リンさんです。

かつて日本人口の全てがそれなりの暮らしを将来への不安を抱く事なく謳歌できるようにという理念により進められた「一億総中流社会」というスローガンがありました。

しかしこういったビジョンも空しく、あるいはこういったビジョンを逆手に取った誰かの思惑により、今や明日の飯のタネすら心配し貯蓄すら出来なくなるような状態に陥り自己投資という言葉すら金持ちの発する言葉となってしまい「一億総貧困社会」になってしまったわけです。

自分の夢を簡単に描けない、その夢の為に働くというツールを使えないという社会はおかしいって事です。

ケトーシスの状態を簡単に把握する方法

糖質制限の中でも糖質摂取量を厳しく制限するタイプであるスーパー糖質制限というものがあります。コレはダイエット目的の他に糖尿病患者に適用される食事法になるわけですが、この糖質摂取量をかなり制限する方法には他の糖質制限とは違う特徴があります。

スーパー糖質制限、断糖、ケトジェニックダイエット、ケトンダイエットなどと呼ばれるこれらを行うと身体の使用するエネルギー回路が切り替わるからです。

普段、我々はどのような食事をしていても糖質(炭水化物)摂取比率が50%を下回る事はほぼありません。そうなると代謝の優先順位に則って糖質を最優先で処理していきます。糖質よりも優先順位が高いものはアルコールだけなので、糖質摂取が多いうちは脂質とたんぱく質の代謝の優先順位が低いという事が言えます。

糖質摂取を抑えると当然の事ですが最初は糖質で何とかしようと身体は適応していきます。ここでたんぱく質が十分ではないと糖新生が滞り、脂質摂取が少ないとエネルギー不足に陥ります。

この適応期間が約2週間なわけですが、ヒトによってはこの糖質離脱の際に起こる症状に耐え切れないヒトもいます。ここで人工甘味料などのカロリーゼロ甘味のチカラを借りるのも悪い選択ではないわけですが、それはまた別のお話ですね。

糖質摂取を抑えて脂質とたんぱく質をしっかり摂取していると、ケトーシスという状態になります。ケトン体を代謝してエネルギーを生み出せるようになった状態という意味で捉えると分かりやすいと思います。

ケトン体は摂取する脂質の他に、溜め込んだ体脂肪を分解する事でも作られる物質ですから、一度ケトーシスの状態になると常時脂肪が燃えている状態になっているというわけです。ですからダイエットに最適であるというわけです。

ケトーシスの問題① 冤罪被害者

しかしこのケトーシスには問題もあります。もちろん代謝の観点から考えても糖質制限などによる食事管理によって引き起こされる生理的ケトーシスには全く何の問題も無い事が分かっています。

しかしケトン体が悪玉であり、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こしているのがケトン体であるという過去の間違った認識に捉われているヒトからすればケトン体は扱いが非常に難しい物質であるという認識、あるいはあまり体内で作られるのは好ましくないとされる認識です。

ケトン体は確かに酸性の物質ですから、ヒトの身体を酸性に傾けます。しかしケトン体は通常の代謝経路で代謝される物質ですから、身体が酸性に傾くまで体内に残るのはおかしな話なわけです。

ケトン体は非常にシャイな特徴を持っており、糖質であるブドウ糖や、ブドウ糖により体内に追加分泌されるインスリンが体内にある状態だとエネルギーとしては機能しません。

糖尿病はインスリンの機能が低下あるいは停止して起こる病気です。そして現在の糖尿病治療は高糖質食である事から、「通常の」管理を行われた状態ではケトン体を代謝出来ない状態になっているという事が言えます。

身体が酸性に傾いているから酸性物質であるケトン体のせいであるという単純な結論ではなく、身体がケトン体をきちんと処理できない状態になってしまったから酸性に傾いてしまったというのが科学的帰結であると言えます。

ケトーシスの問題② 体臭・口臭がキツくなる

エネルギーに出来なかったものは排出されるか、貯蔵される。これが人体の大原則です。

たんぱく質はエネルギーになりにくいものですが、筋肉などの細胞組織、成長ホルモン・男性ホルモン・女性ホルモンなどの各種ホルモン物質の元になってくれます。そこで使い切れなかったものはたんぱく質からアミノ酸にまで分解され人体の中にあるアミノ酸プールに貯蔵されます。

糖質もエネルギーになりますが、使い切れなかったものはインスリンというホルモンを使って脂質に変換され脂肪細胞に貯蔵されます。これにより糖質摂取ではヒトは効率よく太れますし、糖質摂取による血糖値の乱高下によりヒトは糖尿病を始めとする様々な不定愁訴を持つようになってしまいます。

脂質も当然、通常の高糖質食ですとインスリンが分泌される事によりエネルギーとして有効活用出来なくなり貯蔵される方向性へと働くわけですが、ケトーシスの状態になると少し勝手が違ってきます。

ケトーシスでは糖質摂取が少ないので、脂質摂取をすれば脂質と体脂肪から、脂質摂取が少なければ体脂肪からケトン体を作り出し血中に放出します。これが血流に乗って各臓器に運ばれてエネルギーとして活用されるわけですが、ケトーシスを目指そうとする初期の段階であればあるほど、利用効率が悪いという状態になってしまいます。

しかしケトン体を再度体脂肪として貯蔵する事は出来ませんから、身体は余ったケトン体を排出しなくてはいけなくなります。その時に排出先として候補に上がるのが、尿・汗・唾液です。

ケトン体はアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンからなる酸性の物質です。酸性の物質ですから酸っぱい臭いがします。腐った果物の臭いとか、ゴムの臭いなどと称されるもので、ヒトによってはワキガのように感じるかもしれません。

特に揮発してしまう特性を持つアセトンは尿だけではなく汗や唾液にも含まれてそのまま排出されますから、口臭や体臭がキツくなるという特徴があります。

しかし、これは一過性のものです。ケトン体を代謝出来る様になってくると体臭や口臭から気にならなくなってきます。尿は時々、体調によっては代謝産物が多く混ざってケトン臭がする事もありますが、それを必要以上に気にする必要は無いと思います。

呼気や汗に含まれる臭いの為、こまめに歯磨きしたりといった対策ではあまり意味がないので、口臭対策には出来れば低糖質のガム、汗対策にはまあ各々で対策があると思うのでそれをしていただけたらと思います。

ケトーシスの問題③ ケトーシスになっているかどうかが分かりにくい

ケトーシスを目指そうといっても、どうなったら正解なのかは非常に分かりにくいものです。血中ケトン体測定器でも持っているならば測定も簡単ですが、個人輸入になりますし価格もそれなりですから汎用的ではありません。

熟練者になればそれこそケトーシスと呼べるケトン体利用状態になったなという実感もあるようですが、そこまで至るのはかなり糖質制限を徹底しないと無理かなというのが個人的な印象です。

集中力が非常に強まったり、時間の経過が遅く感じたりするらしいですね。リンさんもそういう感覚を持った時がありますが、そこまで感覚的に感じるのは滅多に無いって感じでしたね。

とまあケトーシスという明確な目標があっても、そこに至った事を理解出来る術があまり無いわけです。

何とか簡単な識別方法はないものかとも思っていたわけです。そこで目を付けたのが臭いです。確かに口臭や体臭は初期段階での副作用なのであてになりませんが、尿に含まれるケトン体は初期ではなくても体調によっては認識できるほど分かりやすいものなわけです。

ただし尿にケトン体が大量に含まれるのは初期だけですから、ケトーシス継続状態だと尿のケトン体チェッカーも反応はしません。ですからあくまで目安という事にはなります。

まあそこまでケトン体が気になるような感じになれば個人で血中ケトン体測定器を購入しているでしょうし問題は無いでしょう。

ケトーシスかどうかを簡易で判断するには尿がゴム臭くなっているかどうかでも判断できますから、トリビア感覚で覚えておいてもいいかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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