糖質制限が抱えるジレンマ




おはようございます。リンさんです。

愛情がそこにあっても後悔があるとヒトは物事を引きずってしまいます。逆に愛情があり後悔を感じる事無く過ごせるならば物事を引きずる必要は無いわけです。それでも割り切れない心というものは確かに残ってしまうわけですが。

好きだと胸を張って言えるけど、遠くに住んでいるから疎遠ではある。こういう感覚が存在するのって家族のような集団だけだと思います。だからもっと気を遣ってあげられなかった思いが後悔となり、重荷となってしまいます。

しかしそれは本当に正しい事なんでしょうか? 故人を思い後悔を重ねる事を故人は本当に願っているのでしょうか。故人の愛したものを最大限愛し育てる事こそ最大の孝行なんじゃないかな、なんて思います。

でもリンさんは祖父ちゃんの愛していた曾孫という存在を、自分自身では見せてあげられませんでした。尽きてしまった生命に敬意を持ち、新たな生命を慈しむ。後悔や割り切れない心がそういった思いの原動力になるのなら、悪くないものだなと思います。

でも、結婚は出来そうにありませんね。この人生の間ずっと自分の事で手一杯になりそうな予感がします。

お勉強が出来るヒトが頭の良いヒトではない。頭の良いヒトが正しい言葉で物事を伝えられるわけでもない。

糖質制限は最新の栄養学と生化学を背景とした科学という学問です。ですからこれから更新されるであろう科学技術や人体メカニズムの解明によって大きな変化を遂げていく事が可能です。

一方その特性ゆえに敷居が高い事も事実です。話半分で始めた糖質制限ダイエットで挫折者が出てくるのは、さもありなんという結論というわけです。そこで糖質制限実践者であるセイゲニストは「正しい糖質制限をもっと勉強してから始めなきゃ」という意見を出してきます。

これは糖質制限という学問に対する姿勢としては非常に立派なわけですが、糖質制限を理解してもらおうと周知する方法としては割と絶望的な手法です。

正しい知識を持って実践しなくちゃいけないと言っているのにセイゲニストはそれほど分かりやすい知識で情報を発信していない事が多く、その情報のほとんどはセイゲニストと呼べる位の正しい糖質制限とやらを既に実践してそれなりに知識を蓄えた層へと向けられています。だからこそ新しく糖質制限を知りたいヒトに対する情報発信という感覚が鈍ってしまいます。

そうなると同じテーマで議論し合う必要があるのに、同じ事を言っていても議論が噛み合わない事態に陥ります。セイゲニストは糖質制限の科学的事実についての証明を話し、情報が欲しいヒトはその科学的事実への入口が欲しいわけです。

知識を高める為には集団をより限定的にする必要があります。しかしそれを社会へ還元し広める時にはその殻を打ち破る必要性があります。事実として今世間で「糖質制限」と聞いてイメージするものはロカボでしょう。これはセイゲニストからすれば最も科学的事実から遠い糖質制限の手法ですが、世間からすれば最もメジャーな糖質制限です。

最も渡航者の大きいな空港であるロカボに、他の空港(ロカボ以外の糖質制限手法)は就航ラインを繋いでいないのでヒトを引き込めないという事態なわけです。これでは大衆認知が広がりません。

糖質制限を広めたお医者さんのほとんどは科学者寄りです。ですから冒険家遺伝子を持つ最初の2割を目覚めさせる事は出来るかもしれませんが、それを更に浸透させる事には困難を極めます。

だからこそ、科学的な視線と資本主義社会の中で生きていくバランスを保つヒトこそ尊敬に値するとリンさんは考えています。となるとリンさんが尊敬するお医者さんは冒険家遺伝子を持ち現代社会とのバランスも考えられるヒト、つまり糖質制限食の生みの親である江部康二先生とロカボを提唱された山田悟先生の2人という事になるわけです。

だから糖質制限はダメなんだという事を言いたいわけではありません。科学者寄りのスタンスで議論を行う専門家達がいるからこそ我々下々のセイゲニストも情報を更新し続ける事ができるわけです。

問題は、科学へ関心が寄ってしまうことで、更に多くの理解を得る為の手段を考えられなくなっているという事です。つまり頭が良いあるいは頭が良くなってしまった結果、そちらの方面にしか興味を持てないのでは世間からの理解は得られないと言いたいのです。

糖質制限が特別なものでなくなる。いわゆる常識になる事を理想としていたはずなのに、特別である事を認識する為にそれを先延ばしにしようとはしていないでしょうか。

2割の冒険家遺伝子を持つ集団の中で生きるセイゲニストではなく、6割の常識人の中で生きるセイゲニストの感覚を無くさないようにしなくてはいけません。こういう所にも、日本人という種族は「上司が背中で語ったもので学べ」という勘違いした美徳を持っている事が原因になっているような気がします。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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