糖質制限が適応外となる場合の考察② -肝硬変-




おはようございます。リンさんです。

糖質制限の適応外を学ぶ理由が無かったので、最近学びなおしている段階ですが「ちょっと損していたな~」って感じます。30代半ばで糖尿病予備群に突入したリンさんですが、身体的には非常に健康体でとても頑丈なタイプのようです。そのせいで健康とは何か、とか健康を維持する方法とは何かという事に非常に無頓着でした。

となると肥満である事も、生まれてからずっとデブである事も、糖尿病予備群になった事も人生において非常に貴重な経験をする事が出来る伏線だったと考えると感謝の感情も湧いてきます。

まあキレイ事だけでなく本音を言ってしまえば、最初っから痩せてその段階で糖質制限や分子栄養学に出会っていればそれが最善ですよ、確かに。でもそんな事を言ってしまっても過去には戻ることは出来ず、現状がどのように恵まれているのかを実感する事しかないわけです。

タイムマシンかベーシック・インカムによる不労所得を所望します。

肝硬変は糖質制限適応外

糖質制限適応外の第2弾は肝硬変です。文字通り肝臓の病気ですね。

アルコール性と非アルコール性の肝炎や脂肪肝などの可逆的頑張れば元に戻る可能性がある状態)な状態が進行し続けた結果、不可逆的もう元に戻る事は無いって意味ね)な症状にまで至った病態の事を指します。

つまり肝硬変に至ると糖質制限は出来ないよって事です。肝硬変になる前段階である肝炎や脂肪肝の時点で改善をしなくてはいけないわけですよ。

しかし肝硬変に至るまでに起こる軽症段階での症状は軽微なものが多く、それらの多くは不定愁訴と呼ばれるものです。何だか調子が悪いな~と思う事はあってもそれが身体のどこに違和感を感じているかなんてそれほど覚えていないはずです。

そんなこんなで何だか体調の悪い日々を送っていると、ある時突然、病態が発症している事になるわけです。そうなった時、症状から肝硬変だと診断されるのですが、それでは遅すぎますよね。

そうなる前に何とかしなくてはいけませんし、そうなる前であるなら肝炎や脂肪肝は可逆的病態ですから改善が可能です。

肝臓の機能

肝臓の機能は解毒などの分解全般です。アルコールの解毒、3大栄養素の分解を行います。

アルコールや老廃物、薬や糖質などの有害な物質の処理は肝臓でしか行えません。肝臓が機能を停止させると無毒化を行えなくなるという事になります。もう1点が栄養素の分解です。膵臓から分泌された消化酵素を使用して肝臓内でカロリーをエネルギー通貨ATPに変換します。

最後にこれらの代謝反応で発生した老廃物を肝臓から流す胆汁を産生します。体内に入ってきた毒物は肝臓というフィルターを通して解毒され全身に運ばれます。この面から肝臓が機能しなくなるという事は毒物を処理できなくなるという事になるので糖質制限が出来ないという事になります。

糖質制限が出来ないというよりも日常生活全てに制限がかかってしまうわけです。

①人体にとっての毒物

人体にとって毒物は最優先で処理すべきものです。肉体にとって最も好ましくないものから順番に代謝反応の優先順位が決まっています。これは優先順位の大きい物質が体内に残っている場合は、それを処理し切らないと次の物質の代謝が始まらないという事を意味します。

毒物は分かりやすいものだとアルコールやドラッグ、タバコです。これらは代謝して毒物を無害化するのに膨大な時間とエネルギーを必要とします。アルコールの代謝が行われている間は、同じ補酵素を使用する糖質の代謝がストップします。となると糖質よりも優先順位が低い物質全ての代謝が滞るという事でもあります。

アルコール性脂肪肝などは毒物であるアルコールの過剰摂取により肝臓の機能障害が起こる事を指します。メタボな太ったオジサンがなるものというイメージの脂肪肝がこれにあたります。

アルコール代謝の次に優先的に処理される栄養素が糖質です。糖質は糖質制限的な栄養学で分類すると依存症を引き起こす可能性の高い物質です。依存発症する可能性が高く、生化学的に血糖値を急上昇させる物質である為に危険であると言われています。

その次が脂質とたんぱく質となります。代謝の優先順位は、 アルコール、ドラッグ、タバコなどの毒物 → 糖質(依存発症可能性高い) → 脂質 → たんぱく質 の順番になります。

②栄養素の代謝

栄養素の代謝を考えると時、3大栄養素の代謝が生化学の面から人体にとって負担をどれだけかけるのかという事を考慮する必要があります。過剰摂取はどれも危険だという事は当たり前ですが、その中でも物質の特性によってリスクがどう変わってくるのかを知る事は重要です。

代謝に負担がかかるという事の意味合いは、物質を他の物質に変える事の方が労力が大きく、物質をATPに変換する事よりも消耗するという意味で使われます。

代謝に負担のかかる物質とは人体にとっての毒物であるという事が最大の特徴と言えます。脂質やたんぱく質をかなり過剰摂取したとしても人体に必要な物質であるという点から、過剰摂取しても許容量自体はアルコールや糖質に比べ非常に大きいものになります。

3大栄養素で人体に最も負担をかける物質は糖質です。異性化糖などの化学反応させた砂糖を大量に摂取するようになった人類は肥満と臓器障害に悩むようになっています。

自然界に存在しないほどの量を一気に摂取できるようになった為と言われています。そう考えると自然界に存在しないほどの量を摂取するようになったというと脂質よりも糖質の方がはるかに消費量が大きいのは確かです。

特に異性化糖に多く含まれる果糖に問題があると考えられています。精白した糖質そのものも危険ですが、果糖はフルーツに含まれている糖質だから健康的だ、などと言われてそれほど危険ではないと思われてきました。

実際、果糖は砂糖よりも血糖値の上昇が緩やかです。その為に低GIでヘルシーであるという理由を付けられてフルーツがヘルシーな食べ物として認知されています。しかし現在のフルーツは品種改良で果糖などの糖質だけが増加している砂糖爆弾です。

しかも果糖が血糖値を上昇させない仕組みを理解していくと、どうも果糖は身体に良くなさそうだということも分かってきました。

果糖は糖として血液中に送り込まれないのです。摂取した果糖は速やかに肝臓へと運ばれて脂肪に変換されます。脂肪に変換された後に血液中に流れ込み、一緒に流れてきたブドウ糖に反応したインスリンによって脂肪細胞へと格納されます。しかも処理し切れなかった果糖は肝臓に沈着し脂肪となります。

これが非アルコール性脂肪肝となります。痩せているのに脂肪肝になるヒトが女性を中心に増えているのにはこういった理由があるわけです。

まとめます

肝硬変となるような診断基準を持つヒトは既に病院のお世話になっていると思いますが、自分の肝臓の状態が心配であるなら病院での診断を受けてもいいかと思います。

しかしおそらく普通のクリニックに行って肝臓の状態が良くないとかになると精密検査であったり投薬であったりと色々面倒な事を言われてしまいますから、そこは好き好きに判断してもらうしかありません。

デメカルキットを使用した血液検査という手段もありますし、実は病院だけにこだわる必要性はあまり無いです。しかし病院にかからないというのであれば、起こる結果も何もかも自己責任となります。

そもそも自分の身体の事ですから自己責任は当たり前の話なんですが、生命というものがかかってくるとどうしても他人へ責任転嫁したくなるものです。そういった考えを改めることも健康自主管理には重要になります。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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