糖質制限で注意が必要な場合の考察③ -糖尿病腎症第三期以降で、eGFRが60ml/分未満-




おはようございます。リンさんです。

プリズンブレイクをかましていたプリズナーが広島にて逮捕されましたね。ただまあ脱獄した刑務所自体が壁の無い刑務所ですから、あの海外ドラマのような頭脳戦があったのやらなかったのやら。

そういう運用上の問題なんかは偉いヒトに考えてもらうとしまして、リンさんが気になったのはたった1点。逮捕時に彼が語ったとされる脱獄の理由です。

刑務所内の人間関係に疲れていた

刑務所とはいえ社会の縮図である事には変わりないんだなとしみじみ思う次第です。ちょっと考えればまあそうなんだろうなと分かる事なんですが、ご縁が薄いとやはり想像力が働いてくれないもんです。

この発言が真実であるかどうかはまだ分かりません。しかし、現在いる場所から逃げるのですから何か嫌な事が無いとヒトは逃げませんよね。それが刑務所そのものなのか刑務所の中の人間関係なのか、それとも全く別の何かなのか。違いはそんなもんでしか無いわけです。

糖尿病腎症とeGFR

糖質制限要注意シリーズ第3弾。

糖質制限が適応外となる場合の考察② -肝硬変-

2018.04.28

糖質制限が適応外となる場合の考察① -診断基準を満たす膵炎-

2018.04.27

糖質制限に注意が必要な場合の考察① -インスリン製剤・経口血糖降下剤の使用-

2018.04.30

糖質制限が適応外となる場合の考察③ -長鎖脂肪酸代謝異常症-

2018.04.29

糖質制限に注意が必要な場合の考察② -機能性低血糖かつ糖質依存度の高いヒト-

2018.05.01

こうやって並べてみると臓器系の問題が深刻になると糖質制限実践が困難になるって印象ですね。膵臓は糖質制限最大の要である基礎インスリンの確保が出来なくなりますし、肝臓がダメになるとそもそも解毒と代謝に問題が発生してしまいます。

臓器障害や代謝疾患などある程度の医療知識が必要となる難しい言葉ばかりです。糖尿病治療の為に組み立てられた論理を基本としているのでまあ仕方ないっちゃ仕方ないんですけど、もっとこうお手軽感が欲しいもんです。

腎臓の疾患

そんなこんな言いながらも今回の糖質制限要注意事項も臓器関連です。基本的に人体に存在する臓器というのは1つの目的に特化しまくっているスペシャリスト集団です。ですからどの臓器も他の臓器の代用として働く事が出来ません。そういった意味で臓器は大切にしなきゃなりません。

全ての臓器は情報を脳へと送り、脳がコントロールをしています。しかし近年では脳によるコントロールとは別に腸によるコントロールもあるとされ、臓器全体でバランスを保っているという考え方が主流となっています。

膵臓は代謝の酵素やホルモンの生産、肝臓は摂取したものの分解と解毒を司っていて、今回のテーマである腎臓は身体中の老廃物のろ過と体液バランスの確保を行っています。おそらく最も多くのヒトに刺さるであろう説明だと腎臓はおしっこを作る器官であるという事です。これも腎臓の持つ老廃物のろ過という機能の1つです。

こういった目的を持つ腎臓の機能が低下すると当然の事ですが、老廃物のろ過や体液のバランスが保てなくなります。血液によって運ばれる不純物をろ過できなくなると、高血圧や血液産生の不具合、体液調節、ミネラル調節が出来なくなります。

この状態がいわゆる腎症です。こういった腎症が糖尿病を原因として起こるものを糖尿病腎症と言います。糖尿病腎症は糖尿病性合併症の1つであり、慢性透析療法導入の最大原因です。糖尿病腎症により透析を導入したヒトの5年生存率は約60%と言われています。

糖尿病腎症第3期とは腎症のガイドラインにおいて蛋白制限食を適応する段階の慢性腎症前期という状態です。第4期が腎不全の段階ですから、腎不全1歩手前の腎症だと糖質制限は注意が必要だという事です。

腎臓に障害が発生すると尿中にたんぱく質が漏れ出してきます。これは腎臓がしっかりと血液中にたんぱく質を維持できなくなっている為です。そうなるとたんぱく質摂取量を大幅に増やす糖質制限だと、たんぱく質が増えすぎて腎臓へと負担がかかる事になります。

最近では第4期の腎不全の段階まで蛋白制限食は必要ないかもしれないという研究もありますが、腎不全は不可逆的な病態ですから、出来る事なら第3期の慢性腎症前期くらいに診断を受けて糖質制限で改善を図る事が大事になってきます。

第4期の腎不全まで進んでしまうと、残された選択肢は透析か腎移植しかありませんから。腎臓の機能が大丈夫かどうかは意識しておく必要があります。

eGFR

腎臓の機能がどうなっているかを図る指標には尿たんぱく血清クレアチニンがあります。健康診断などを行ってくれる企業に勤めているのであれば、これらの項目は調べられているはずですから問題があれば再検査などを言われているはずです。

また血清クレアチニンを調べているのでしたら eGFR を算出する事で簡易的にですが腎臓の機能が働いているかどうかを知る事が出来ます。リンさんもデメカル診断結果発表の時に eGFR を出していますが、これは便利な指標です。

血清クレアチニンの値を知っているのであれば、 知ろう。ふせごう。慢性腎臓病 というサイトへ飛んで右下の方にある eGFR 測定というボタンから調べてみてはどうでしょうか。血清クレアチニン以外に必要な情報は年齢と性別だけですから。

この eGFR の算出した値が60よりも低いと腎臓の機能が低下している可能性があります。慢性腎症の段階に達している可能性があるので医療機関を受診する必要があります。

まとめます

臓器は大事にしなきゃいけません。加齢による経年劣化だけでも寿命が延びてきている為にリスクが高いというのに、超過使用で耐用回数を軽く突破して更にリスクを高めているというのが現代の人体に起こっている事実です。

せめて過剰に使用してしまっている部分を出来るだけ無くして、意識を持って臓器に優しくしようと努めつ姿勢が必要があります。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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