糖質制限でフラフラになってしまうのは脂質からのカロリー摂取不足……だけじゃない




おはこんばんにちは。リンさんです。

ヒトは何故、常識やルール、マナーというものを疑えないのでしょう。1つの答があるとすれば、常識を基準にすれば余計な思考をしなくて済むからと言えます。

過大なストレスを抱える現代社会において常識を疑うと言う、哲学にも似た行為を行うのは面倒極まりないわけです。

しかしここに大きな落とし穴があります。常識とは共通認識ですが万人共通ではなく、マナーもルールもそれに変わりはありません。

にも関わらず、自分の常識がマナーやルールだと思い込む事でヒトは他人を許容できなくなります。その際に生じる怒りが悪いというのではありません。怒りは自分の思考を前に進めるエネルギーになります。

怒りのエネルギーを他人にぶつけるだけで自分の思考を研磨しない事、つまり相手に対して「善意」という名前の自己欺瞞を押し付ける事が自分自身を追い詰めていく事になるのに気付かないといけません。

じゃないと、自分よりも立場が低い相手だけに粋がっているバカみたいな人種と同じだと周囲から思われちゃいますからね。

答えは1つじゃないから、フラフラになる理由は複数考察しないといけない

常識を疑えとは、言い換えれば思考を停めるなという事になります。何にでも当てはまる話ですが、特にダイエットとなると顕著に現れる「違い」に戸惑い、やるべき事を見失いがちになります。

ヒトの成功談をそのまま真似ても上手くいかないのは「意志力の低さ」以外にも、自分の中にある常識による判断を行ってしまっている事による認識の違いという事実が存在しています。

つまり意思力の低さ以外の事実を全て潰して逃げ道を塞いだ上で上手くいかなければ意志力が低いという事になるわけです。もちろん意志力の低さにだって複数の理由が存在しているので、意志力の低さ自身ですら罪悪感を抱く必要性が無いわけですが……。

成功の秘訣とは継続する事が大前提であり、継続を強固にする為には事実を積み重ねる事が重要になります。事実ではなく自己流の判断を積み重ねると失敗してしまいますからね。

さて、今回のテーマはそういった失敗を無くす為にはって部分の話です。特に糖質制限における失敗ですね。

最も有名な糖質制限の失敗談は「糖質制限を行うとヘロヘロのフラフラになってしまった」ってやつです。どのくらいフラフラなのかというと階段の上り下りすら出来ずに息が上がってしまうってな感じです。

多くの糖質制限実践者がこの失敗談に解決法を提示しています。いわゆるカロリー制限の大罪ってやつです。

糖質制限を行う時は、糖質を大量に含む食品を除外します。これと同時に脂質を多く含む食品を追加する必要性があります。

主食を抜く代わりにおかずを1品か2品増やすイメージなんですが、カロリー制限の呪縛から解き放たれないと、ご飯を抜いてもカロリーが高いおかずを食べるのは心配でおかずを増やさない傾向にあります。

説① カロリー制限の大罪

糖質制限ではまずエネルギー源となる糖質を除外します。これは糖質が血糖値を直接急上昇させる唯一の物質だからです。

しかし糖質を除くという事はエネルギーの摂取源が不足するという事になりますから、おかずを増やさないと摂取エネルギー不足になります。これではただのカロリー制限になってしまいます。

だからおかずを増やして糖質以外の栄養素である脂質とたんぱく質の摂取量を増やさないといけません。しかしここでも問題が起こります。

おかずを増やすと言っても低脂肪高たんぱくの食品ばかりを食べる事です。人体の代謝反応を考慮するとたんぱく質はエネルギーとしては期待できない栄養素です。

大量に食べて筋肉を維持し、余剰分で身体の中で糖を生み出す糖新生を行う事で多少のエネルギーを得る事は出来ますが、糖新生のエネルギーは基本的に赤血球に使われるものだけと考えたほうが無難です。

糖質のみをエネルギーとするのは赤血球のみだと判明しているからです。それ以外の臓器の大半は脂質をメインエネルギー、糖質をバックアップエネルギーとしています。

腸内細菌はその限りではなく糖をエネルギーにして食物繊維を分解しますが、それでも大量の糖質は必要ありません。

つまり糖質を除外すると必然的に脂質を増やさないといけないわけです。

説② 植物油脂という選択をしてしまう

ここで脂質を増やすという選択肢を選べたとしても、問題が起こる可能性は残っています。

カロリー制限の大罪と同じような常識的判断による選択の間違いになりますが、植物性食品がヘルシーであるという幻想です。

植物性食品が動物性食品よりもヘルシーであると言う科学的根拠はありません。あるのは生命のある肉を食うという事に罪悪感を感じる人間特有の感覚だけです。

そしてそれすらも欺瞞でしかありません。植物にだって生命や意識が存在するからです。

何より問題なのはヒトの代謝構造は少なくとも穀物に最適化していません。祖先が同じであるチンパンジーと同じように考える研究者もいますが「食性が被る種族は自然淘汰によりどちらかが絶滅してきた」というのが進化の通説ですから、ヒトとチンパンジーの食性が同じであるならどちらかが滅んでいないとおかしいわけです。

食物繊維という栄養素は非常に重要ですが、それを穀物などの糖質を多く含む食品から摂取する必要性はないわけです。

そして食物繊維が重要な理由もまた腸内細菌の維持の為だけであって、そこから特別なエネルギーを得ているわけではありません。腸内細菌が食物繊維を分解する為にはエネルギーである糖が必要にはなります。

しかし説①で言っているようにたんぱく質から糖新生を起こす事の出来るヒトは糖質のみの大量摂取によるメリットが存在しません。

話は長くなりましたが、チンパンジーと同じ食性で無いのであればヒトの食性は何なのか?

糖質制限食界隈では肉食であり骨髄食であるというのが通説です。まあ現代の常識にとりあえず合わしてみても少なくともヒトの食性は肉食よりの雑食であると言えます。

つまり植物性油脂よりも動物性脂肪の方が代謝反応による吸収量が良いという事になります。

説③ 消化吸収不足によるエネルギー産生不足

さて、ここまでやってもまだまだ問題は起こります。日本食であるコメ食の弊害です。

コメ食は基本的に高糖質・低たんぱく・低脂質食です。つまりベジタリアン食になるわけですね。

ベジタリアンやビーガンの問題点は肉に多く含まれる血液や代謝を司るビタミンB群が絶望的に不足する事で、甲状腺やリンパなどを筆頭として各臓器に深刻な弊害を起こしかねない事です。

これを克服する為にコメ、特に白米を食べるようになった日本人はぬか漬けや味噌汁などのおかずを使ってビタミンB群を補ってきました。

ではそういった食事をしていれば問題が起きないのではないかと考えますよね。しかしそうは問屋が卸しません。コメ以外の食事の選択肢が増える事でコメの消費が減っても糖質摂取量が減る事が無かったからです。

さらにコメ食であっても、コメだけ、コメと野菜だけみたいな食事になってしまっていて、ビタミンB群が不足するという根本的な問題を解決できない食事を行っています。

こういった食事から糖質制限食に切り替える場合、説①や説②を乗り越えたとしても問題が起こります。

ベジタリアンを長く続ければ続けるほど、人体へのダメージが大きくなり回復に時間がかかります。

具体的には肉を食べると気持ち悪い、動物性脂肪で胸焼けが起こるといった消化系機能の低下による消化吸収能力の欠如です。

これが起こると糖質制限食が間違っていると思いがちです。しかし真の問題点はたんぱく質や脂質を吸収できないほどに弱体化してしまっている事にあります。

高糖質食でビタミンB群をしっかり補給できる食事を行っている状態でエネルギーであるATPは36産生できています。

しかし高糖質食でビタミンB群をしっかり補給できている可能性は今の日本ではかなり低いと考えられるので、エネルギーは2ATPの産生にとどまっています。

つまり「普通の食事」という時点で低エネルギー状態なわけで、現代の日本食をしているヒトは軒並み飢餓状態にあると言えます。

この状態で129ATPが産生できる脂質を摂取しても身体がエネルギーを作り出せません。

つまり高脂質を始める前に、身体を修復する必要があるわけです。ここでの修復に利用される考え方として分子栄養学があります。

具体的にはたんぱく質と鉄分を規定量、胸焼けや吐き気をおこさずに飲めるようになる事から始めないといけません。

この辺りは藤川徳美先生のブログやフェイスブックを参考にされれば良いと思います。もしくは先生の出されている書籍ですね。

糖質制限でフラフラになるという問題点の最大の障害は、この脂質からエネルギーが作り出せないほどに人体が省エネモードになって弱っているという点にあります。

補足 高糖質食でビタミンの大量服用を行っていれば問題ないのか?

結論から先に述べればヒトによるという事になります。ヒトの基本構造は一緒ですが、沢山のインスリンが出ても大丈夫なヒトもいれば、インスリンが沢山出ないヒトもいます。

自分がどのようなタイプかは自分でも分かりません。ですから高糖質食が問題無いとは言い切れませんし、問題だらけだとも言い切れません。

しかし少なくとも高糖質食で糖尿病のリスクは大きくなります。特に現代におけるコメ食、野菜中心の食事であるなら尚更です。

それほど量を食べなきゃいいという話もありますが、それは低栄養状態を前提としている話ですから、人体に必要なたんぱく質や脂質をいっぱい摂取しようという糖質制限の主旨に合いません。

まとめます

さて、とりあえず素人考えながら糖質制限をするとフラフラになるという状態へのアプローチを行ってきました。

これ以外にも摂取栄養素不足で起こる、いわゆる「LowT3症候群」とかもあるんですが、その辺りはより専門的なブログを参考された方が良いでしょう。

糖質制限を実践する一個人としては、問題の起こる原因を自分で考える事で「思考するクセ」を付ける事を重要視しています。

全てが当てはまるわけでは無いのですが、原因を考察できる思考があれば問題点を明確に区分できますし、感情や常識ではなく事実を積み上げると自分の中にある問題点が見えてきます。

まあ、時に見えてくる事実というのは自分にとって残酷な結果になりかねないわけですが、それを乗り越える為に必要になるスキルもまた思考という事になります。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です