ミネラルの覚書 セレン




おはようございます。リンさんです。

お腹がガスで張ったりした時は、ビタミンCを死ぬほど摂取しましょう。腸管で吸収できる量の限界を一気に摂取すると、ビタミンCがお尻から噴出します。

この限界量はヒトによって異なります。リンさんの場合は10g程度です。ビタミンCは過剰摂取の心配も無く、整腸剤のように腸内細菌に悪さをしたりもしません。

問題があるとすれば、用量が海外製の大きな粒で1g程度の含有しかありませんから、数粒から数十粒飲まなければいけない点です。日本製だと500mg程度までしかありません。

粉末状のアスコルビン酸を買ってもいいかもしれませんが酸っぱいですし、カプセルに入れるにしてもチマチマと手間がかかります。

セレニウム(セレン)の覚書

身体を構成する成分の中でミネラルは非常に管理が難しいものです。人体にとって無くてはならない栄養素ですが相互に干渉しあい相乗効果を起こす為、単一の成分だけを高用量摂取しても意味がありませんし過剰症になりかねません。ミネラルは必須の栄養素ですがバランスを考慮しなければならないものという事です。

今回はそんなミネラルの中で、セレニウム(セレン = Se)を考察していきます。これより下の記事ではセレンと記載していきますね。

セレンは必須ミネラルの1つで主たる作用に抗酸化作用をもっています。セレンは体内で生殖機能の維持甲状腺ホルモン代謝の向上DNA合成補助酸化的傷害や感染の予防有害物質の解毒などを行います。

セレンの持つ抗酸化作用とは、過酸化脂質を分解する作用の事です。セレンは体内の過酸化脂質を分解する酵素グルタチオンペルオキシダーゼを作るときの必須成分として抗酸化作用に関わってきます。

過酸化脂質とはコレステロールや中性脂肪が酸化されたもののことです。身体全体の脂質に対して起こりますから老化やガン、動脈硬化などの原因にもなります。過酸化脂質は分解されるまで体内で悪さをし続けるので、セレンによって過酸化脂質を分解しない限りずっと影響を受ける事になります。

過酸化脂質を分解する作用を持つのがセレンなら、過酸化脂質の生成を抑制する抗酸化物質がビタミンEです。抑制と分解の異なった作用で働く為、セレンとビタミンEは一緒に摂取する事が望ましいと言えます。

セレンに期待される効果

セレンは食物中では特に魚介類に多く含まれています。最も多く含まれているものは魚介類ではなくブラジルナッツですが、これは含有量が非常に多いので摂取し過ぎに注意が必要です。

ガン予防

セレンの強力な抗酸化作用によりガン予防が期待できるとアメリカでは有名になっています。真偽のほどは定かではありませんが、チェルノブイリでは甲状腺の異常予防にセレンが使用され、ある程度の効果が発揮されたそうです。

真面目な話、過酸化脂質の分解を促進させるので細胞全体の老化を抑制する事は間違いありません。その結果、DNAにエラーを起こした細胞であるガンが発生するリスクを減少させるのだと考えられます。

脳血栓、心筋梗塞の予防

セレンには血管拡張、血栓形成を予防します。この効果はビタミンEにも期待できるので、相乗効果を表すと考えられます。

アンチエイジング

セレンは分子栄養学上のスカベンジャーに位置しています。スカベンジャーとは活性酸素を除去する微細栄養素の事です。体内の活性酸素をスカベンジング(収集)して排出してくれます。

完全な余談ですが、スカベンジャーといえばフォールアウトシリーズですよね。

重金属のデトックス(解毒)

水銀などの重金属、有害ミネラルを無害なものへと変換してくれます。タバコの煙、排気ガス、感染症などを軽減してくれるミネラルと言えます。

セレンの欠乏症

セレンが欠乏する理由は食事ではない場合が多く、大半が過剰なストレスによる大量の活性酸素の発生によります。大量の活性酸素の分解にセレンが使用されてしまい、体内のセレンが枯渇していきます。

セレンの欠乏症状は非常に抽象的で免疫機能の低下や感染症罹患のリスク増大などが挙げられます。ストレスが多い生活である現代人はセレンを多く含む食品を意識して摂取する必要があります。魚介類の摂取機会の少ないヒトはサプリメントの運用も視野に入れます。

欠乏症を起こすリスク要因

セレンは土中に存在する微細栄養素ですから、地域差が存在しています。土中セレンによる地域差はそれほど存在しませんが、セレンの摂取源としての食材が野菜だけの場合は欠乏症のリスクを抱える事になります。

またHIV感染者や腎臓透析を受けているヒトはセレンの血中濃度が低くなる傾向にあります。

セレンの過剰症

セレンはビタミンEや亜鉛と一緒に摂取する事で代謝反応を起こす事が出来ます。しかし過剰症を起こさないように成人男性で1日450μg以下、成人女性で350μg以下の上限量を守って摂取する必要があります。

過剰症の主な症状は胃腸障害、末梢神経障害、爪の変形、脱毛、疲労感が挙げられます。過剰症が起こったとされる事例としては含有量が記載の200倍の濃度で入っていた液状のサプリメントで発生したという記録があります。

まとめます

セレンは必須ミネラルです。優れた抗酸化作用を持ち、ビタミンEと一緒に摂取する事で過酸化脂質の産生抑制と分解促進を促します。

欠乏しても過剰でも問題が多いミネラルで、欠乏すると感染症の罹患リスク上昇が起こり、過剰に摂取すると疲労感や神経障害を起こします。過剰症は口中のニンニク臭や金属臭などの初期症状で判断します。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。

セレンの解説

統合医療情報発信サイト セレン










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