どーもどーも。毎度お世話になっております。
遠くに見える木々が揺らめいて見える陽炎の中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
四季彩豊かな国、ニッポン。でもマジ、夏だけは勘弁なリンさんです。
目次
糖質制限開始半年後の結果発表でございます
今回は糖質制限を開始する最も大きな理由となった糖尿病について血液検査の結果がでましたので、こっそり皆さまにご報告をと思い記事をしたためました。
思い起こせば半年前、勤務先の健康診断に引っかかり再検査となりました。その再検査の時も結果はよろしくないわけで、お医者さまからはインスリンと血糖降下剤の説明をされる始末でしたよ。
しかし、ここでリンさんの性格スキル「あまのじゃく」発動。糖尿病になったら治療方法は薬とカロリー制限のダイエットしかないだって?
カロリー制限ダイエットなんて、とっくの昔に挫折しておるわ。エリートデブを侮るでないぞ。
投薬治療じゃと? この年からそんなもので家計を圧迫されては敵わんわ。ワーキングプアをなめるでないぞ。
現実逃避からの回復
という感じで現実逃避していたのですが、逃げていても何も変わらないのはリンさんの周囲にたくさんいらっしゃる反面教師の方々から受講済みでしたので、ここで一念発起。
割とどうでもいい価値(仕事の人間関係)から逃げてもいいけど、本当に大切な価値(自分自身の人生)から逃げてはいけない。少なくとも自分の人生は、無価値な情報や勝手な自尊心、まったく尊敬できない上下関係を押し付けがましく擦り付けてこないですからね。
あ、コレはリンさんの結論ですよ? 仕事楽しいヒトもいて、それはそれで素晴らしいものです。かつては仕事楽しい系のリンさんでしたから、これもまた間違いないのですよ。
今は、楽しみの大半と興味のほとんどが仕事以外に向いているというだけの話です。
半年前の数値をチェック(糖尿病)

さて、他人と比べる以外に自分の価値を見出せない哀れな方々の話はさて置き、半年前の「悪い」と言われた数値からチェックしていきましょう。
今回は健康診断の結果ベースでの再検査でしたから糖尿病関連のちょこっとした数値しか検査していません。コレステロールや中性脂肪なんかの数字は出していないので糖質制限を推し進める強い結果になれなかった事だけが悔やまれます。
今度からは健康診断ベースのより細かい血液検査を受けなくてはいけないなと思いました。気を取り直して、1つずつチェックしていきましょう。
血圧
今から約半年前の2017年2月は 145/90 という結果でした。と言ってもこれだけではね。なかなか分かりにくいわというお話。
30代 男性の正常値が 124/79 です。結論を述べれば、高血圧ですね。そして、2017年8月はと言いますと 130/70 という結果に。上限が正常高値の範囲ですが、下限は低いんじゃね? というね。
余談 高血圧の9割は原因不明?

実は高血圧の原因、よく分かっていないというのが現実です。塩分過多、肥満などは要因でありますが原因ではないのです。となると要因である塩分過多や肥満を見直せば高血圧は改善すると考えるのが至極一般的だと思われますよね。
そこで糖質制限の出番なわけです。
- 血管が傷つく原因は高い血糖値(具体的には180mg/dl以上)ですから、糖質摂取量の減少により血管内壁が傷つくリスクが減少する(動脈硬化の予防)。
- 血液をドロドロにするのはAGEs(終末糖化産物)なので、糖質制限中はこのAGEsの増加も抑えられる。その結果、血流が改善する。
- 塩分制限は腎不全が原因の腎性高血圧の方以外には意味が無い。それ以外ではむしろ塩からミネラルを補給する必要がある。もちろん摂取する塩は精製塩ではなく海塩や岩塩など。
糖質制限で最も恩恵があるのは血流改善の効果と言われています。そして、ヒトの身体には血管が体中に張り巡らされています。
大きな動脈や静脈、小さな毛細血管に至るまで全ての血流が改善するのですから、それだけ身体中に栄養とエネルギーを効率よく運べるようになるという事なのでしょうね。
HbA1c(ヘモグロビン エー ワン シー)

2017年2月は 7.1 でした。
2017年8月は 5.2 でした。
写真は8月の検査のものです。さてHbA1cとは赤血球中のヘモグロビンがどれぐらいの割合で糖と結合しているかを示す数値です。つまり、これもAGEsなんですね。
また、過去1~2ヶ月間の平均血糖値を反映して上下する数値です。つまりこの数値が高いと過去1~2ヶ月間の食後血糖値も空腹時血糖値も正常値を超えていると判断できるようです。
正常値は 6.2未満 ですが、30代 男性の平均値は 5.1 だそうです。
GA(グリコアルブミン)
グリコアルブミンとはたんぱく質のアルブミンにどれだけ糖がくっついているかを表す数字です。過去1ヶ月間(特に直近の2週間)の平均血糖状態が分かるそうです。
基準値は11~16だそうです。
こちらは2017年8月のみの数値で 10.9 です。上部写真参照。何でコレを計測したかと言いますと、ドクター江部の糖尿病徒然日記というブログの「グリコアルブミン(GA)とグリコヘモグロビン(HbA1c)を比較」という記事が書かれていますのでそちらを参考にして下さい。
まあざっくり説明しますと食後高血糖の存在をよりはっきりさせる為に、GAをHbA1cで割ってその比を見るということです。血糖コントロールが良いにしても悪いにしても安定していると、この比が3:1で食後高血糖の変動が大きいとこの比が大きくなるようです。
2017年8月時点のリンさんの数値で比較してみると、
HbA1c 5.2 (NGSP基準値4.6~6.2)
昔のJDS値に戻す方が良いらしいので、-0.4で
HbA1c 4.8 (JDS基準値4.3~5.8)
GA 10.9 (基準値11.8~16.0) ですから、その比は 2.27:1 となり食後高血糖が極めて少ないと言えるようです。
血糖値(空腹時血糖値と随時血糖値)
次に空腹時血糖値です。
2017年2月は 109 でした。
2017年8月は 90 でした。
基準値は 60~109 ですからギリギリアウトから基準値へ改善したということですね。
続いて随時血糖値です。こちらは食後の時間を決めずに図った血糖値のことですから、食事のあと経過した時間が双方で違いすぎるのと、食べたものが違いすぎる事はご了承くださいね。
2017年2月は、どんぶり飯1杯(糖質およそ200グラム。危機感ゼロ)で4~6時間ぐらいの値が 344 でした。この時空腹時血糖値は109ですから、4~6時間後の値で235の上昇というわけですね。
1時間値がもっと爆発的に上昇しているなら境界型、2時間値で最大まで上昇しているならⅡ型糖尿病。どちらにしても糖尿病ですよねコレ。すぐさまブドウ糖負荷試験を進められましたし。あまのじゃく全開で断りましたけど。
2017年8月は、市販の発芽玄米ご飯(糖質50グラム)で2時間値が 142 でした。
ちなみに食べたのは下のコレです。

この時空腹時血糖値は90ですから、2時間値で52の上昇ですね。しかも糖質制限を開始してからは初めての、1回の食事で大量の糖質摂取。
普段リンさんが摂取する糖質の2日分以上ありますからね。さぞかし、すい臓もランゲルハンス島もβ細胞もインスリンもびっくりしたことでしょう。
ついでに尿糖

2017年2月は尿糖 3+ でした。
尿中アルブミン/クレアチニン酸は 13.9
2017年8月は尿糖の異常なし。
まとめると

全てにおいて異常なし。ブドウ糖負荷試験をする理由も全くありません。ご飯を食べた後の随時血糖値(2時間値)が何故高いのか分かりません。
というのがお医者さんの意見でした。
さもありなん、という感じですね。実際は不安も多かったので、結果を聞いてすげー安心しましたけど。リンさん的糖質制限論から言わせていただくと、
- 高血圧改善は糖質制限による血流改善効果。あと肥満改善。
- HbA1cの数値改善も糖質制限の効果。あと肥満改善。
- GAは前回値無しですが、おそらく糖質制限で改善。あと肥満改善。
- 空腹時血糖値改善も糖質制限のおかげ。あと肥満改善。
- 随時血糖値改善も糖質制限のおかげ。あと肥満改善。
- 尿等も糖質制限の成果。あと肥満改善。
って全部肥満改善の効果やんか! と仰りたいアナタ。
そらそうです。糖質制限食は糖尿病の改善ならびに肥満の改善に効果的であり、理論的にもっとも続けやすい食事療法なのですから。
糖質制限で糖質摂取減少→糖質の代わりに脂質・たんぱく質摂取量増加→インスリン追加分泌減少と血流改善そして高栄養状態→インスリンぶっしゃー体質からケトン体ぶっしゃー体質へ変化→体内の脂肪が燃える頻度アップ→肥満改善→糖尿病予防・改善、合併症の予防となる(説明長い)わけです。
この結果を踏まえて、現在リンさんは境界型糖尿病であると考えられます。たかだか自分の検査結果を公表するだけの記事が以上に長い。
申し訳ない気持ちと、最後まで読んでもらえた気持ちで胸がいっぱいです。ありがとうございました。
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