清涼飲料水の笑えない話 追試編~ペットボトル症候群~




おはようございます。リンさんです。

依存症を断ち切るには依存物質を生活から完全排除することが大事な事は言うまでもないですが、必要ないものだと意識的に理解する知識も必要になるんだなと思います。

リンさん自身も糖質制限を始めてから禁煙も現在まで成功しているわけですが、喫煙者であった時から根底に、タバコを吸うことは自分の意思だが、副流煙が吸わないヒトへ及ぼす影響に関してこちらでは責任が取れないという思いがありました。ですから公の場所での喫煙なんかもっての他でしたし、自分以外のヒトの生活スペースでの喫煙も嫌いでした。

嫌いと言いながら自分だけの杓子定規である程度許容していたのも今にして思えば依存症ですね。

ですが世を見渡してみると喫煙者の大半が依存症からくる焦りで良識を欠く行動を行うことが多く非常に残念な気持ちです。

自分の健康を損なうのはそのヒトの勝手ですが、他人の健康を損なう事や最悪自分の親兄弟更には子どもやこれから生まれてくるであろう赤ちゃんにまで悪影響を及ぼすものを、赤の他人が多く存在する場所で行えることの無責任さに恐怖すら覚えます。

そもそも誰にでも理解できそうな善悪の彼岸を実際悪いことだと深刻に考えられないという事態が依存症の最も恐ろしいところだと感じます。

自由に好きな場所で吸えないから肩身が狭いという認識があるようですが、それを言い換えると「自分は好き放題色んな場所でバイオテロがしたい」「どんな場所でもどんなタイミングでも麻薬を摂取したい」「自分の親兄弟、孫や子が副流煙でガンになろうが知ったこっちゃない」と言っているようなものです。

世の多くは喫煙を行わないヒトであって喫煙者はマイノリティなのです。リスクを背負うこともさることながら他人にリスクを背負わせるという部分が最も問題ですよね。

清涼飲料水の笑えない話 追試編

とりあえず追試前に前回までの復習をどうぞ。

清涼飲料水の笑えない話2 炭酸飲料編

2017.10.18

清涼飲料水の笑えない話1 原材料について

2017.10.18

清涼飲料水の笑えない話4 フルーツジュース編

2017.10.18

清涼飲料水の笑えない話3 フレーバーウォーター編

2017.10.18

清涼飲料水の笑えない話6 乳酸菌飲料編

2017.10.19

清涼飲料水の笑えない話5 野菜ジュース編

2017.10.19

清涼飲料水の笑えない話7 スポーツドリンク編

2017.10.19

飲み物という形の糖質は非常に吸収が早いので高血糖になるまでの時間が早く、また急速に血糖値を上昇させます。

ペットボトル症候群

暑い季節に特に多いのですが、寒い季節でも暖房の効いた屋内で清涼飲料水を飲めば起こりうる症状。それがペットボトル症候群です。

もともとⅡ型糖尿病であったり境界型であったりするヒトやインスリン生産能力の低いヒト、あるいは子どもが液体で吸収されやすい糖質を毎日多量に摂取していると、血糖値上昇 → インスリン追加分泌が毎日繰り返されます。

毎日多量にとはどの程度かと言いますと、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖やブドウ糖果糖液糖など)添加の清涼飲料水を1日1~2リットルほどを毎日飲み続ける生活を1~2週間、もしくは1ヶ月近くくらいで、そうなるとすい臓のインスリンを作る細胞組織が疲れてしまいインスリンの生産が追いつかなくなって血糖値が高くなります。

インスリンの生産が追いつかないので、血糖値は空腹満腹問わず1日を通して200を超えるような状態になります。インスリンの分泌が正常運転の血糖値は100以下です。

これがいわゆる糖毒という状態です。

糖毒とは?

①高血糖の持続→すい臓のインスリンを作る細胞組織にダメージ→インスリン分泌が低下

②高血糖の持続→細胞レベルでのインスリン抵抗性増大※1

※1抵抗性とはインスリンが効きにくく血糖値がうまく下がらない状態の事

高血糖があると①と②が体内で発生し、ますます高血糖となります。この①と②が繰り返し高血糖を持続し続ける悪循環を臨床的に「糖毒」と言います。

しかし何故高血糖がインスリン分泌を低下させ、細胞レベルでのインスリン抵抗性を増大させるのか? それは最新の研究でもはっきり分かっていません。

糖尿病性ケトアシドーシス

この糖毒という状態が続くとインスリン作用は機能を停止してしまいます。そうなると糖尿病性ケトアシドーシスという病態へ移行します。この名称はそれほど好きではなく、糖質制限的観点から糖尿病性アシドーシスが正しいのですが。

アシドーシスになると血糖値は300から1000にもなり1~2週間で意識の混濁や昏睡に陥るケースもあります。もちろんそれは治療が遅れればもあり得るという事です。

この状態をペットボトル症候群と言い、正式名称は清涼飲料水ケトアシドーシスと言うそうです。入院し症状を脱した後は元の状態に戻ることがほとんどだそうですが、命の危険があることに変わりはありません。

清涼飲料水ケトアシドーシスの特徴とまとめ

まず特徴として以下の点があります。

  1. 砂糖やブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖添加の清涼飲料水を1日約2リットルと大量に飲んでいる
  2. 男性に多い
  3. 肥満もしくは肥満歴を有する
  4. 血縁者に糖尿病罹患者がいる
  5. 本人に糖尿病やケトアシドーシスなどの病識が乏しい
  6. 欧米人に見られず日本人に多い

つまりⅡ型糖尿病罹患者あるいは境界型糖尿病罹患者の男性あるいは男児で、本人に肥満症もしくは過去に肥満があった、更に血縁者に糖尿病罹患者がいて、自身がⅡ型糖尿病であったりとか糖尿病予備群であるという知識が浅い欧米人に比べてインスリン分泌能力の低い日本人に起こりやすいと言えます。

ちなみに、アメリカ飲料協会(ABA)では、公立小中学校でのエネルギー量(飲み物ですからほぼ糖質)の多い清涼飲料水の発売を2009年、全面停止しています。

更にさらに、ちょっと関連が薄いですが、2016年9月にはアメリカ心臓協会(AHA)が、2歳未満の乳幼児は、食材や飲み物に糖分を加えないこと。

2~18歳までは、砂糖を添加した甘い飲み物を週にコップ1杯(230gほど)までこの世代での砂糖の過剰摂取が肥満や高血圧などにより、心臓病の危険を高めると指摘しています。

こうなるとバランスの良さという神話は、糖質摂取をもう1度考え直す機会に立っていると言えますね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。










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