糖尿病の予防、改善、治療の方法として
糖質制限食を選択肢の1つに。
2017年2月
僕は健康診断の再検査で「糖尿病の疑いアリ」と言われました。
ブドウ糖負荷試験、血糖降下剤、インスリン注射。
馴染みはなかったけど、よく聞く糖尿病の単語がお医者さんの口から出てくる現実から、
僕は逃げました。
でも再検査の結果を告げた産業医との面談で言われた「後は再検査を受けたそちらのクリニックさんと話を進めてください」という言葉で、
現実逃避を止めました。
そこから糖尿病とは、糖尿病の治療とは、糖尿病の合併症とは、色々な知識を学んでいく上であることに気づきました。
「糖尿病の治療ってカロリー制限食、運動療法、その2つが上手くいかなかった場合に投薬治療を行うんだけど、
糖尿病の患者数も合併症の症例数も増加の一途を辿っている。これって、
現行の治療法がそもそも間違っているのではないのか?」
素人考えに突き動かされた僕は糖尿病治療の選択肢が他に無いのかを探し始めました。
その中で出合ったもの。
それが糖質制限食でした。
そして糖質制限食に可能性を見出した僕はやるべきことを糖質制限に絞り知識を深めていきました。
糖質制限を開始して半年、
ブドウ糖負荷試験を受けるかどうか判定をしてもらう為に再度血液検査へ。
その結果は、
「ブドウ糖負荷試験を受ける必要性は無い」というものでした。
この結果は僕の半年間の糖質制限が正しかった事の証明でしたが、
お医者さんが言うように「ブドウ糖負荷試験を受ける必要性が無い」とは考えられなくなっていました。
検査結果を聞きにいった際に測ってもらった食後2時間の血糖値が142でした。
これは玄米ご飯150グラムのみを摂取して測った値です。
通常の健康な方ではこのような数字になりません。
ここで僕は自分が境界型糖尿病だろうと自覚しました。
それと同時に糖質制限が一過性の流行ではなく現実の選択肢として定着しつつあるんだという思いが揺らいできました。
片田舎の内科のクリニックだったからそうだったのかもしれません。
でも、これが後に沸いてくる疑問に対する焦燥を駆り立てることになります。
糖質制限を勉強していく中で気付いた事実。
それこそ香川県の子どもたちの生活習慣病や糖尿病のリスクでした。
この事実に先ほどの僕の体験が重なって、こう思いました。
糖質制限という選択肢を広め、香川県の子どもたちや糖尿病に罹患した患者さんに知ってもらう機会を自分が出来る範囲からでも始めたい。
その時、このブログの主旨が変わりました。
糖尿病の方へ、糖質制限という治療の選択肢を。
健康な方へ、糖質制限という健康管理の選択肢を。
子どもの糖質制限に関しての知識を広めるお手伝いを。
香川県の糖尿病への取組みに対して糖質制限への理解を。
そして何より、
世の中にそれしか選べないなんて結果は存在しない。
選択した分だけ世界は変わる。
だから選択肢のある未来を実現したい。
選択肢があるという事を知ってもらいたい。
糖質制限だけじゃない。
全ては選択次第なんだと。