25歳2児の母親であるボディビルダーがたんぱく質の摂りすぎで死亡。たんぱく質は危険なのか?




おはようございます。リンさんです。

豆腐に納豆とキムチ。さらにかつお節と乾燥小エビをたっぷり乗せて永谷園のお茶漬けの素を振りかけ代わりに味付けして喰らう。お茶漬けの素のジャンクな味わいがたまりません。そしてリンさんの舌の安さもたまりません。

食べ物に関する執着もだいぶ薄れてきました。が、ようやく人並みといったところでしょうか?

デブ意識の食欲、食事量、回数などなど。少なくともデブの思う人並みは人並みどころの話ではないということは理解しました。悲しい話ですが、デブはまず食べている量や回数が周りの普通のヒトから見た時にどれだけ異常かを理解するところから始めないといけません。

認識する世界が違い過ぎます。

たんぱく質は危険なのか?

まずは今回のイマジネーションの素になった記事をご紹介。

25歳2児の母であるボディビルダーがタンパク質の摂りすぎで死亡 2017-12-05

あるボディビルダーの女性が、たんぱく質の摂りすぎとある疾患が原因で命を落とした。

25歳で2児の母でもあるメーガン・ヘフォードは、ボディビルダーの大会に備えていた。そんなメーガンがある日、自宅のアパートで意識不明の状態で発見された。

メーガンは亡くなる前、プロテインシェイク、ビタミンのサプリメントやたんぱく質が豊富な食べ物のみとストイックな食生活を送っていた。亡くなった当時は、決定的な死因が分からなかった。

しかし後に、メーガンは尿素サイクル異常症という疾患を持っていたことが発覚。尿素サイクル異常症というのは、8,500人に1人がかかるという珍しい病気で、治療せずにそのままにしておくと、血液の中のアンモニアが溜まっていき、結果脳損傷や昏睡状態、命の危険に繋がるとも言われている。

タンパク質は分解される時にアンモニアが発生し、それが尿意になって排泄される。メーガンは大量にタンパク質を摂取していたため、体の中でアンモニアが上手く消化できずに溜まっていってしまったことが原因に。

メーガンの母ミシェルはPOPSUGARのインタビューで、「メーガンには、やりすぎたから少し休みなさいといつも伝えていました」と明かし、メーガンに起こった悲劇を伝えることで、このようなことが他の人に二度と起こらないように願っていると話した。

FRONT ROW 25歳2児の母であるボディビルダーがタンパク質の摂りすぎで死亡より引用。

句読点、改行は当ブログ管理人による

記事の内容自体にたんぱく質の危険性という文字は無いです。記事内で死亡した女性は尿素サイクル異常症という疾患を持っていたということです。尿素サイクルとは主に肝臓において生体内で発生する有毒なアンモニア(NH3)を無毒な尿素に変えていく経路のことです。

尿素サイクル異常症とは、尿素合成経路の代謝系に先天的な異常があり高アンモニア血症の症状などで発症する一群の疾患で指定難病となっています。症状は嘔吐、哺乳力低下、多呼吸、痙攣、意識障害、行動異常、発達障害などがみられ時には命にかかわるような重篤な状態になることもあるそうです。

高たんぱく質を先天的に代謝出来ないあるいはし辛い状態だったんですね。ではたんぱく質は危険なものなんでしょうか? 今回はそこんところを考察します。

①通常の食事での過剰摂取の可能性

まず考えなければならない症状は過剰症でしょう。基本的にたんぱく質は身体の構成要素として必須の栄養素ですから不足するとダメな事は誰にでも理解できると思います。

となると、たんぱく質の危険性を語る上で重要なのは摂り過ぎた時だけという結論を導き出せますね。さて、この疑問に対しての答えは非常に明瞭。日本人はたんぱく質の過剰摂取にはなりません

理由も簡潔。欧米人よりも肉を食う民族ではないからです。そうなると聡明な方は気付かれる事と思いますが、確かに日本人は欧米人より動物性たんぱく質の摂取量は少ないけど、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質の摂取量は多いはずやで? そこはどうなってんねん? という話ですね。

これには必須アミノ酸と非必須アミノ酸、そしてアミノ酸スコアの話で説明をしていきます。

必須アミノ酸とはヒトの身体で合成できず食事から摂取する必要があるアミノ酸のことで、非必須アミノ酸とはヒトの身体で合成できるアミノ酸のことです。

アミノ酸スコアとは食材に必須アミノ酸が身体に必要な量含まれているかどうかを100点満点でスコアリングしているもののことです。

このスコアリングは下限に同期します。どういうことかと言いますと、とある食材で1番多い含有量のアミノ酸①が100点、1番少ない含有量のアミノ酸②が50点だったとします。となるとこの食材のアミノ酸スコアは下限に同期して50点となります。アミノ酸は複合的に働くので1番少ない含有量のアミノ酸に他のアミノ酸が足並みを合わせなければならないからです。

ということはアミノ酸スコアが100点なら身体に過不足のないアミノ酸組成の食材であると言えるというわけです。

その点で考えると動物性たんぱく質である鶏、豚、牛、たまごなどはアミノ酸スコアが100点。植物性たんぱく質の代表格である大豆も100点。って同点ですね。

ではこの100点満点の食材を、どの程度どの位の頻度で食べるでしょうか?

欧米人は肉をメインにしていますね。しかも主食という概念が無いので炭水化物を必ず食べるというような食生活ではありません。

日本人は炭水化物を主食としていて大豆が主食ではありません。炭水化物のアミノ酸組成は全体的に低いのでたんぱく質摂取量はやはり低くなります。

日本人が心配すべきはたんぱく質不足症の方でしょう。

結局、欧米人と日本人ではたんぱく質摂取量が違いすぎるという結果になりました。

②筋肉のビルドアップの為の高たんぱく食による過剰摂取

次に検証するのはボディビルダーなどの筋肉を作り上げるヒトたちがよく行う高たんぱく食です。

これは少々特殊な状況です。特に大会に出るようなボディビルダーは最終的な調整の為に糖質と脂質も徹底的に削ぎ落としてたんぱく質だけの食事にして身体を作り上げていきます。

これに関してヒトのエネルギー通貨であるATPで説明をしていきます。

ヒトは全ての活動にATPを使用しています。例えば今リンさんがキーボードを打つために行う動作1つ1つにATPが要求されているわけです。

このATPは糖質もしくは脂質の摂取によって合成されます。つまり十分量の糖質や脂質がなければATPは十分に作られることが無くなり最終的にはたんぱく質を分解してエネルギーに変えようとします。

ATP産生は糖質摂取で合成される量と脂質で合成される量とでは雲泥の差があります。ビタミンやミネラルをしっかり補給していても糖質からのATP合成は236ATPですが、脂質は129ATPを作ることが出来ます。

ボディビルダーがたんぱく質のみの食事にすると、この糖質と脂質のATP合成が無くなりまずはエネルギー不足を補うために体脂肪を合成してATPに変えようとし始めます。

もちろん体脂肪は脂質なのでATPをガンガン作り出してくれます。が、しかし体脂肪率が5%を切ってくるような状況になるとATPを作り出せなくなってきます。そうなると身体は大量にあるたんぱく質を使ってエネルギーを作り出そうとします。しかしたんぱく質は脂質に変換できません。

たんぱく質が変換できるのは糖質だけ。その機能が糖新生と言います。この糖新生は平常時でも動いているものですが、1日で作られる糖質量は80gから120g程度のものです。

飢餓状態でフル稼働させてもそれほど多くの糖質を生み出せるとは思えませんよね? しかも糖質は脂質と比べてATP合成効率が非常に悪いわけです。しかもたんぱく食のみということを考えるとビタミンやミネラルも不足していると考えられますから糖質でATPを作っても合計38ATPを作り出す回路に入れない可能性もあります。

その場合の合成できるATPはたったの2ATPです。つまり体脂肪率が極めて低いヒトが糖質と脂質をカットしてたんぱく質ばかりを摂取する食事を行うと、飯を食いながら餓死するという結果になります。

あれ? たんぱく質の危険性じゃないねコレ。

まとめます

たんぱく質過剰症は日本人ではまず起こりません。むしろメインで肉や大豆を食べない日本人はたんぱく質が相対的に不足していると言えます。

しかしたんぱく質の処理が上手く出来ない疾患や慢性の腎症だったりするヒトは注意が必要です。更に体脂肪率の極めて低いヒトが糖質と脂質をカットしたたんぱく質のみの食事をしていると餓死する可能性があります。

やはり健康的な身体作りには高たんぱく、中脂質、小(もしくは極小)糖質が必須条件のようです。










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