統合失調症を栄養学で考える




おはようございます。リンさんです。

300年に1度の女形・梅沢富美男さんがライザップのCMでポッコリお腹を解消していましたね。

あれを見て最近は「ライザップすげえ」と思うのではなく、梅沢さんは「日本人によくいる基礎代謝が確保されて代謝異常を起こしていないから痩せも太りもしないタイプだけど、加齢により代謝が低下してカバーできなくなった分でお腹だけがポッコリ出てきたタイプなんだな」なんて考えます。

糖質制限とライザップはかなり勝手の異なるものです。しかしライザップなら栄養に対する考え方がそこら辺のお医者さんや栄養士さん、管理栄養士さんよりはきちんとしているので痩せるんだろうなと思います。

食事で痩せて運動でボディメイキングをしているわけです。痩せる事が困難だというヒトは、そういった管理が困難になってしまっている事とほぼ同じ意味ですから、理論さえ正しいのであれば後はトレーナーがきっちり管理していれば「結果にコミット」出来るわけですね。

あれ? 結果としてライザップすげえなって話になりましたね。不思議。

効かぬなら 効くまで増量 栄養素

栄養学や生化学が科学として人体の疑問を解き明かしていると見直され、栄養学や生化学の医療現場での地位は向上しています。しかし日本では未だに地位が低いというのも純然たる事実です。

ヒトの身体は食事により供給されたエネルギーを体内で使えるものへと変換して活動エネルギーにしています。という事はつまり人体の組成に合った栄養素が供給されなくなった時に目に見える不具合として現れるという事です。

寿命の延長はわかりやすいもので、今までこれほど長く生きてこなかったから発生する事のなかった病気などに対して注意深くなっています。しかし栄養素が枯渇するという事は加齢よりも深刻です。今、日本で常識として定着している前時代の栄養学では栄養失調になる事が明白だからです。

加齢が重なっても若々しさを保つヒトはいますが、栄養素が枯渇して身体を活性化は出来ません。逆に、身体を活性化できていればある程度加齢による不具合は黙らせる事が出来ます。つまりそれほど栄養不足は深刻な問題を引き起こすわけです。

栄養不足で起こる不具合は大きく分けて肉体的なものと精神的なものに分けられます。肉体的な成長の問題などの発達不足などは分かりやすい問題ですが、精神の問題はあまりピンと来ないかもしれません。しかし、ヒトの身体は新陳代謝を繰り返し常に新しい組織へと生まれ変わっています。そのサイクルの中で摂取した栄養素が足りなかったり、効率の良くないものであったりした場合、どうなるでしょうか。

ヒトの身体は新しい材料で作られないのなら古い材料で作り直し、効率の悪い材料が来たらそれで間に合わせようとします。それが脳領域であったり、精神を束ねる組織であったりホルモンであったりした場合、不具合が起こると考えるのが自然な流れです。

精神疾患は後天的な環境要因や病によってだけ発症するわけではありません。DNAの設計図を元に作られる身体に、適した栄養が満たされて初めて万全の機能を有した身体が作られる土台ができます。これはつまり逆説的に考えると、精神疾患にとって何よりも重要な要素は栄養素の充足によって人体が完全に機能する事であるとも言えるわけです。

現在の精神疾患の治療はここに目が向いていません。薬物治療を主として症状を抑える事に終始しています。その症状がもしかしたら栄養不足の大きな影響を受けているかもなんて考えもしません。だからこそ精神疾患における栄養学とは何かをここで考察します。

統合失調症

統合失調症は2002年、それまで1937年から使用されていた「精神分裂病」から変更された名称です。正直、精神が分裂と統合機能が失調しているのは全く同じ意味ではあります。こういった日本語の細かい部分をウォーリー並に気にするというのは現代日本人の病巣そのものを端的に表しているとは思いますが、リンさんのブログがもし人気ブログならこんな意見だけで大炎上でしょうね。

まあつまり統合失調症とは昔からある病気なわけです。おおざっぱに特徴を挙げると社会との関わりが困難になるほどの精神的な特徴があるという事です。

発症原因は不明。遺伝的な要素や環境要因が主原因では無いという事は分かっています。双子の場合、どちらかが発症して、もう一方も発症する確率は50%。統合失調症の親から生まれた子どもが発症する確率も10%以下です。

治療方法も確立されていません。何しろ原因が分からないのですから、治療の目処が立てられないからです。その代わり症状を抑える為の薬物治療が積極的に行われています。症状が薬物で落ち着いている間に対話をメインとした対話療法を行って精神的な要因を探って治療の糸口を探しています。

つまり現代医療では治療できないのです。これは現代医療の大きな敗北でもあり、大きな気付きを行うチャンスでもあります。精神的な疾患なのだから精神的な問題があると考えるのが現代の西洋医療です。西洋医療での治療とは表に出ている症状を抑える事だけだからこういった考え方になります。

しかしここでちょっと考えて見ましょう。精神とは何でしょうか。いわゆる「ココロ」ですね。

統合失調症患者は精神的な問題が表層化してしまっている事で社会へと浸透できない問題を抱えているそうです。それは妄想や思い込みといったもので、その度合いが激しすぎるから社会に浸透できないわけですね。ですが正直な所、「全く妄想や思い込みを行わないヒト」って存在しているでしょうか?

それはいませんよね。誰でも大なり小なりヒトには言えないような妄想を抱えて生きていますし、生きていく為に思い込みだって必要です。つまり統合失調症の問題とは社会へと浸透できない症状を起こす事ではなく、誰でも抱えている妄想や思い込みを症状と思われるまで表に出している原因にあると言えますよね。

そして、心を作るのは基本的に脳領域です。さらに性格を形づくるのが身体に存在しているホルモン物質です。脳もホルモンも栄養素の不足で成長が阻害されますから、精神の成長とは栄養摂取によって完成へと導かれると言えます。現代の西洋医学はここを見落としています。

分子栄養学

栄養素の不足で心や身体に抱えている不安が発現しやすくなる。ではその栄養素が不足する事態とはどのように把握すればいいのでしょうか。そんな時に役立つ考え方が分子栄養学です。これに糖質制限のエッセンスをプラスする事によって栄養素とはどういう風に満たせばいいのかを考える指標になります。

分子栄養学は大雑把にメガビタミン・高たんぱく・活性酸素の除去という3つの柱があります。これを今回のような統合失調症を引き起こす栄養障害の場合に当てはめると①心を作る・②身体を作る・③歪みを排除するの3段階に分ける事が出来ます。

心や身体を作る

心とは機能としての心を作る事と、機能を維持する為の栄養を満たす事、必要以上の負荷を与えない生活で成り立っています。精神的なものですから環境や遺伝が大きく関与すると言われていますがそれは基本の部分の話であって、その基本部分に問題があったとしても3つの条件を満たしているのであれば、心というものは揺らぎすぎる事はありません。

機能としての心とは、考え方や感じ方ではなく心を形づくる臓器達を作り上げる事を指している心の根幹部分であると言えます。それはつまり脳とホルモンです。まずはきちんとした材料で建物を作り上げる事が出来なければ中身がどれだけ満ちても完全には機能しません。反対に建物がきちんと出来ていれば多少中身が伴っていなくても何とかなるともいえます。

脳の主成分は脂質です。ヒトは草食動物ではないので植物性よりも動物性の脂質が体内の利用効率が優れています。また脳の機能を高める脂質としてオメガ3系脂肪酸のEPAやDHAを摂取すると効果的です。これらは体内の代謝で植物性のオメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸から合成されますが、それだと効率が悪いので魚を摂取する事が重要です。

魚が苦手ならサプリメントを使用します。目安としては1日フィッシュオイルとして1~2gです。特にDHAよりもEPA含有量の多いものを選びます。魚であればサバやサンマ、青魚が苦手ならサケでも摂取できます。

フィッシュオイルは必要量がどの程度なのかという判断は非常に難しい成分です。しかし「カロリーだけで材料としての機能を持たない糖質を毎日食べているのなら、その量を減らして脂質やたんぱく質に回すべき」なのは確かです。

ホルモンの主成分も脂質です。特にコレステロールですね。食事でコレステロール摂取量が増えても身体のコレステロールは増えないので積極的に摂取します。体内のコレステロールを最適化する為にたんぱく質と脂質が重要になります。逆に糖質はコレステロールの悪化を促進するので控えないといけません。今現在の栄養学で最も問題となっている超悪玉と呼ばれる小粒子コレステロールは糖質摂取でのAGEs産生で発生します。

ホルモン合成の為にコレステロールの最適化を行う時に有効な手段は、糖質制限前提として肉食、たまごであるなら1日3個以上、サプリメントならナイアシンの大量服用です。食事法である肉食やたまご食は、糖質制限が前提という条件がありますが総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールが上昇し、中性脂肪が基準値の下限近くまで下降していきます。

歪みを排除する

建物がきちんと作れる状況が出来れば、それを維持していく栄養素を考える必要があります。身体に必要な栄養素を補充する手段を食事しか持ち合わせていないので、ヒトは食べる事で命を繋いでいきます。こういった際に必要となる考え方が分子栄養学のメガビタミン主義、メガドーズです。

メガドーズとは大量服用を意味し、これはサプリメントの摂取方法を指しています。栄養素がどのくらいの量で効果を示すのかは個人で異なるから、サプリメントが効かないのであれば効く量まで増やしましょうという考えです。

ビタミンやミネラルは個人によって必要とする量や効果を示す量が異なります。摂取目安量付近で効果は抜群な場合もあれば、その何十倍も量を必要とする場合もあります。量が少なくても機能を示すものはいいのですが、問題はその量が多く必要となる場合です。

ビタミンやミネラルは代謝のほとんどに必要となる栄養素で、しかも代謝1回1回につき同量のものを必要としている可能性が高いわけです。つまりそれが個人の健康を維持する量というわけです。

これが少なくて済むのであれば健康を維持する事がそれほど困難な事ではなくなります。しかしこれら栄養素の中で大量に摂取しなければ機能しないものが存在する時、一気に難易度が上昇します。

こういった時に従来の栄養学で物事を考えてしまうから、自分自身で行える予防法が無いように感じてしまうわけです。しかし肉体的な疾患が食事によって影響を大きく受けるように精神的な疾患もまた同じです。この栄養学の中に占める食事から摂取する栄養素の重要性はこれからも変わる事はありません。

全ての疾患には食事によって得られる栄養素が密接に関わっている。この事実を知る事と、栄養素をどのように充足させるのかを知る事で様々な恩恵を得る事が出来るようになります。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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