おはようございます。リンさんです。
鶏皮餃子ってご存知ですか? その名の通り鶏皮で餡を包んだ餃子なんですが、これがまた美味い。ローソンさんで売られていた時期があったんですが、最近はとんと見なくなりました。
手羽本を使ったものもありますし、糖質制限的には最強と言っていいほどの食材です。何と言っても鶏皮は糖質ゼロ。餡は製法によりますが餃子の皮に比べれば糖質は微々たるモノです。
コッテリ感と高カロリー感で人気がないのかもしれませんね~。
零細企業が大企業に酷使される構図は社会も人体も同じなのか?

社会とは歪なものです。社会的関わりという名の付くものの多くが決定権を持っている少数派が決定権の存在すら知らされていない多数派を支配している状況だからです。とは言うものの今回はそんなオピニオン系の内容ではなく、社会の構図というものが人体に適用されてしまった時に何が起こるのかという例え話の1つをしていこうと思います。
今回は糖質とすい臓のランゲルハンス島の話。
糖質は大企業として君臨しています。それは社会的に最も多くの地域で多くの量が消費されている事によりコスト、製造量、生み出す利益、それら全てが桁違いであるという事からも窺い知れます。
最も消費量の多い栄養素であるということは、そのものずばり身体に入ってくる栄養素の中で最も比重の大きいものという事が言えます。これによって人体という観点からも糖質は資本力のある大企業であり、人体に投下している糖質という商品も割合として最も多いという事が言えるわけです。
対してすい臓に存在する小細胞器官であるランゲルハンス島は零細の中小企業であるという事が言えます。中小企業というと大企業の下請けというようなイメージですよね。
中小企業というものは大企業と比べても資本、製造許容量、コストなど全てが大企業よりも低い水準で回っています。ランゲルハンス島もご他聞に漏れず糖質という名の大企業の下請け会社です。
彼らは日々、外から入ってくる部品である糖質を身体で使えるエネルギーにする為に自社商品であるインスリンというホルモンを大量に生産しています。
ヒトの摂取する1日の糖質量はエネルギーで2,000kcalのうち60%を占めてると仮定すると、1,200kcal、およそ糖質量300gという概算になります。
これは角砂糖75~100個を1日で食べている計算となります。これが大企業である糖質から人体へ輸出される商品の総量だと考えて下さい。
ランゲルハンス島はすい臓の中に存在する小細胞器官です。まずはすい臓の大きさですが成人で長さ15cm、幅3cm、厚さ2cm、重さ60~100g程度です。その中に0.1mmほどのランゲルハンス島が100万個程度存在しています。
商品である大量の糖質が入ってくると人体はランゲルハンス島に「商品を検品して身体中に届ける事ができるようにしなさい」と命令を出します。ランゲルハンス島は1個1個は非常に小さい企業ですから総動員してそれを行います。
個人で商売される方なら分かると思いますが、自分のキャパシティを超えた商品量をさばこうと思ったときに最も気が遠くなる瞬間が検品ではないでしょうか?
それが糖質摂取していると毎日続くのだと思っていただければいかに激務か分かると思います。
何故、ランゲルハンス島は糖質の下請けなのか? 人体からの命令でブラックな事をやらされているんじゃないかと思うかもしれませんがそこは少し違います。
ランゲルハンス島は人体が無いと存在できないし、人体はランゲルハンス島の役割を代行できる臓器が無いから一蓮托生なわけです。でも、糖質を処理しないと身体の機能が保てないからランゲルハンス島に無茶な指令を出すだけの話なんです。
糖質がたくさん入ってこなければ人体はランゲルハンス島を酷使しませんからね。
そんな毎日を続けているうちにどんどんランゲルハンス島は疲労していきます。最初は100万個以上あった工場もどんどん閉鎖されていき、糖質量を処理しきれなくなってきます。
でも大企業である糖質はお構いなしに人体へ糖質を輸出してきます。ここで肝心なのは人体の管理者である本人が糖質の量を管理しなくてはいけないという事です。
ランゲルハンス島は疲労して数を減らしていく中でも中小企業のプライドで同じ量を激しい残業なんかでこなそうとします。そうなると最後に思い浮かべるのは現実世界でも人体でも同じく過労死です。
現実と人体の大きな違い

さて、それでは現実で過労死を起こすのと、人体内で細胞器官が過労死を起こすのとで最も大きな違いとは何でしょうか?
それは現実では社会的に大きな問題となり解決へ向けて議論が行われる可能性があるが、人体では管理者である本人が意識的に気を付けていかないと過労死の連鎖が起こっていることすら気付かないという事です。
どこかの企業で過労死が問題となっていてもそれは社会全体の中での氷山の一角でしかないのと同じで、ランゲルハンス島の過労死も氷山の一角でしかないわけです。
人体で起こる過労死の連鎖の最終結果が糖尿病であるとするならば、意識しなければ高確率で糖尿病となり人体は破滅へ向かうという事になります。
人体はランゲルハンス島の過労死から糖尿病を発症しやがて死に至る。
現実社会は企業で起こった過労死という問題がさらに多くの企業で起こり続けると糖尿病と呼ばれる死に至る病になりかねないという事が言えるのかもしれません。糖尿病が死に至りやがて人類を滅亡させるかもしれない病であるのならば、その前段階であるランゲルハンス島の過労死を食い止めることで改善できる。
社会でも人体でも同じことが言えるのだと思います。最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。
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