水を資源だと思っているとヤバイ




おはようございます。リンさんです。

香川県で水道事業が一元化されるようです。何でも全国初の試みであって、水道料金の値上げを抑制できるかもとかいう話です。県内の水道事業を一元化して2028年度に料金を統一するようです。

まあ香川県は日本一狭い県ですからそういった試みも可能なのかもしれません。でも狭い県なのに下水は未だに全ての地域に普及していません。香川県内でも田舎と呼ばれる地域は基本的に汲み取り式です。

実は水というものは非常に難しい問題を孕んでいます。

水と安全はタダ、ではいけない

水と安全はタダとは昭和世代に言われていた日本の優れた点の1つです。こういった発現が多いので日本という国は国際社会の中で「平和ボケ」という認識を持たれています。

そしてその認識は間違っていません。日本は確かに認識が国際社会をずれています。まあその認識の違いや直すべき考え方などは随分色々言われていますが、個人的には日本という国家をどう残すのかという国家観が足りないのだと思っています。

さて、話を戻して水の話です。

水は今や、新興国であるインドや中東、先進国の仲間入りを果たした中国では他国との経済を円滑にする為の戦略物資となっています。汚れていない水を確保する事が国家を存続させていく上で最重要課題となっているわけです。

世界で汚染されていない水源を使用できている人口は全体の3割にも満たないのです。

①プラスチックごみ

2048年、海洋中のプラスチックごみの増加によって海洋資源が枯渇するといわれています。海洋資源の枯渇によって地球の海での海洋汚染は深刻化します。

世界には海流によって海中に投棄されたゴミが集まる場所が5ヶ所存在しています。その場所に集まるプラスチックごみは年々増加の一途を辿っているといわれています。

海洋国家である日本もそういった問題を真剣に議論しなければいけません。しかし日本でこの手の議論はあまり盛り上がりません。海中投棄されたプラスチックごみの集まる海域に日本は巻き込まれていないというのもあります。

つまりそういった点でも日本は恵まれているわけです。だから「ボケ」ていると言われるわけですが。

近年では海に漂うプラスチックごみを回収するプロジェクトを試験的に始めてみたり、プラスチックを分解する細菌の研究に注目が集まったりしています。

②医薬品廃棄物

海を汚染する要因は海に直接廃棄されるごみだけの問題ではありません。世界中の河川で問題になっているのが医薬品廃棄物です。

医薬品とは文字通り抗生物質、鎮痛剤、ホルモン剤などの事で主に医療医薬品ではなく市販医薬品の事を指しています。これが何故河川へと流入し汚染原因となっているのでしょうか。

その問題の原因の1つに、ヒトの生産業があります。生産業とは林業・農業・漁業・畜産業です。

こういった産業では殺虫剤、消毒剤、農薬、ホルモン剤などが大量に使用されます。こういった薬剤が雨によって河川に流入する事で汚染が拡大するというわけです。

また薬品の直接投棄なども存在すると考えられます。そういった現場を見たというわけではありませんが、リンさんが小学生の時くらいでしたか。学校からの帰り道に空き地みたいな所があったのですが、そこにはたくさんの重機や部品の束が捨てられていました。

その中には医薬品のカプセル錠も捨てられていたのを今でも覚えています。当時はドクターマリオが流行っていたので、「すげー」とか言っていた記憶が残っています。

③重金属汚染

日本でも高度経済成長期に大問題となったのが、大規模工場などから河川や海に流入する汚染水です。こういった汚染水の中には重金属なども含まれています。

水銀が原因となった水俣病や新潟水俣病、カドミウムが原因のイタイイタイ病、排ガスによって引き起こされた四日市ぜんそくなどが日本でも発生しました。

短期間で大量に吸収してしまったが為に起きた事ですが、これが今では新興国を中心に起こっています。中国の光化学スモッグは偏西風に乗って日本にも黄砂と一緒に飛来していますから対岸の火事ではありません。

また重金属最大の問題は、汚染物質が肉体に長期間蓄積し続けるという点です。魚体の大きな魚をあまり食べてはいけないというのは、食物連鎖上で上位の存在となる大きな魚は捕食される機会が少ない為に重金属汚染が大きくなっている場合があるからです。

長期間留まる性質を持っているが故に発生した場所に長く留まります。そうすると雨によって残留していた汚染物質が土地へと浸透していき地下水網を通って河川へと流れていく。

最終的に海にまで達して、全ての領域を汚染してしまうというわけです。

④汚物汚染

化学物質で汚染されていない水と同じくらいに希少な存在が、汚物に汚染されていない水です。

現在、ヒト以外の糞尿による汚染を受けている水、ヒトの糞尿の汚染を受けている水を生活用水としている人口は全人口の7割を超えるといわれています。

必要以上に不衛生な環境で暮らす7割と、必要以上に消毒殺菌された空間で過ごす3割というのが今の人類の姿です。日本人は恵まれている事にその3割に該当しています。

しかしここで考えていただきたい事は日本人が綺麗な水を得られる環境にあったという事ではありません。日本人は水や汚物なども循環するものとしてサイクルを回していたということです。

流れが淀んでしまえば循環も成り立たなくなります。そう考えた時、水はタダで手に入るとはいえなくなります。海という機能が停止してしまった時、自然が成り立たせていた循環というサイクルが無くなってしまうのかもしれません。

最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。










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